離婚後、死んでもなお わたしを苦しめる理不尽にお仕置きの時間です
『お仕置きの時間』
離婚届に
あなたの名前を書いたあの日、
わたしは確かに
終わったはずでした
終わったはずのものが
なぜ今も
わたしの呼吸に
絡みついているのでしょう
あなたはもう
ここにはいないのに
あなたの声だけが
壁の隙間から滲み出て
夜ごと
わたしの名前を歪める
――それでも
わたしは泣かない
もう泣き方を忘れたからではなく
泣く価値を
あなたに残していないから
理不尽は
いつも顔を持たない
だからこそ
わたしは名前を与える
ひとつずつ
過去に
鎖をかけるように
あなたが残したものは
愛ではなく
責任でもなく
ただの歪みだった
ならば
その歪みごと
わたしが終わらせる
許しではない
救いでもない
これは
遅すぎた秩序
静かに
確実に
息をするたび
ひとつずつ
あなたを消していく
――そして最後に
何も残らなくなった場所に
わたしは
わたしの名前を置く
それが合図
ここから先は
わたしの時間
お仕置きはもう終わり
いいえ
本当は
ここからが始まり
離婚届に
あなたの名前を書いたあの日、
わたしは確かに
終わったはずでした
終わったはずのものが
なぜ今も
わたしの呼吸に
絡みついているのでしょう
あなたはもう
ここにはいないのに
あなたの声だけが
壁の隙間から滲み出て
夜ごと
わたしの名前を歪める
――それでも
わたしは泣かない
もう泣き方を忘れたからではなく
泣く価値を
あなたに残していないから
理不尽は
いつも顔を持たない
だからこそ
わたしは名前を与える
ひとつずつ
過去に
鎖をかけるように
あなたが残したものは
愛ではなく
責任でもなく
ただの歪みだった
ならば
その歪みごと
わたしが終わらせる
許しではない
救いでもない
これは
遅すぎた秩序
静かに
確実に
息をするたび
ひとつずつ
あなたを消していく
――そして最後に
何も残らなくなった場所に
わたしは
わたしの名前を置く
それが合図
ここから先は
わたしの時間
お仕置きはもう終わり
いいえ
本当は
ここからが始まり
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