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リゼ視点
今日はついていない日だわ(4)
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大きな音のもとになってしまう…
木の小枝などを踏まないように進んでいくにつれて、森のざわめきが少しずつ大きくなってきた。
いつもならこの森はもっと静かで鳥のさえずりが心地良いものなのに…
やはりこの先…ヘビリーヌのいる方向には、あの圧倒的な力をはなった何かがいるのかもしれない…
そう思うと同時に背に汗が流れたような気がした。
見つけたわ。視線の先には固まったまま微動だにしないヘビリーヌがいる。
「ヘビリーヌ。お父様のところへ戻るわよ。この先にいる何かは私達の手には負えないわ」
ヘビリーヌは私の方をちらりと見遣るが森の奥へと再び視線を戻し動こうとしない。
これは強制的に指輪の中へと入ってもらうしかなさそうね。
「指輪の中へと戻りなさい…ヘビリーヌ。召喚主の命に従いなさい」
私は彼女へ指輪をつけている手をかざした。
木の小枝などを踏まないように進んでいくにつれて、森のざわめきが少しずつ大きくなってきた。
いつもならこの森はもっと静かで鳥のさえずりが心地良いものなのに…
やはりこの先…ヘビリーヌのいる方向には、あの圧倒的な力をはなった何かがいるのかもしれない…
そう思うと同時に背に汗が流れたような気がした。
見つけたわ。視線の先には固まったまま微動だにしないヘビリーヌがいる。
「ヘビリーヌ。お父様のところへ戻るわよ。この先にいる何かは私達の手には負えないわ」
ヘビリーヌは私の方をちらりと見遣るが森の奥へと再び視線を戻し動こうとしない。
これは強制的に指輪の中へと入ってもらうしかなさそうね。
「指輪の中へと戻りなさい…ヘビリーヌ。召喚主の命に従いなさい」
私は彼女へ指輪をつけている手をかざした。
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