少年プリズン

まさみ

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三百四話

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 「怒っているのか?」
 あたりまえだ。
 いちいち怒っているかなどと当たり前のことを聞くな、僕を怒らせるようなことをしておいて。殊勝に目を伏せたサムライに言葉を返すのも煩わしくて、コンクリ床に片膝ついた僕は、首をうなだれた彼を意図的に無視してズボンの裾をたくしあげる。鮮血が滲んだズボンを太股の付け根までたくしあげれば、出血が再開した傷口が露出する。北と中央の渡り廊下で身を挺して僕を庇い、サーシャに刺された傷痕。本来サムライは出歩ける状態じゃない、医務室で大人しく寝ていなければならない重傷患者だ。傷が癒えるまで絶対安静を義務付けられたサムライが医師の言いつけに背き、医務室から地下停留場までの長距離を自力で歩くなど、自分の身を顧みない愚かしい行為でしかない。
 開いた傷口をじっくり検分し、眉をひそめる。試合開始前に看守にかけあい五分の猶予を貰い、僕はサムライに応急処置を施すことにした。次を急かす観客の声に負け、治療の許可を出し渋るい看守を説得したのは、先にリングに立ったホセだった。
 『吾輩はべつにかまいませんよ。太股の傷を治療する時間くらい与えてあげましょう、足から血を垂れ流した怪我人相手に全力を出すのは吾輩も本意ではない。リングに上がった途端に貧血など起こされては、ワイフに勝利を捧げんと誓った吾輩の見せ場がなくなってしまう』
 左手薬指に光る指輪に唇を触れ、ホセがにこやかに続ける。
 『どうかその頑固で強情な試合相手をリングに立てる状態にして送り出してください。吾輩が情け容赦なく戦えるようにね』 
 胡散臭い笑顔でホセが言い、結果として僕らは敵に哀れみをかけられる形で五分間の猶予を手にした。 
 金網の入り口付近に黙然と佇んだサムライ、その足元に屈みこみ、足の付け根まで血染めのズボンを捲り上げて傷口を外気に晒す。太股に開いた傷口からは今も血が滲みだし、脚線を伝って地面に滴りおちる。
 「ひどい怪我だ。よくこんな状態で歩いてこれたな」
 脱脂綿で血を拭い、傷口の周囲を消毒しつつ、独り言を言う。断じてサムライに返事を求めたわけではないが、彼はそう思わなかったようだ。足元に跪いた僕を見下ろし、ばつ悪げな顔をする。
 「……歩いてきたわけではない」
 「歩いてきたわけじゃない?じゃあどうし、」
 途中まで言いかけて口を噤む。答えは目の前にあった。片足に負傷して歩行に支障をきたしたサムライは、肘を動かして廊下を這ってきたのだ。その証拠に、上着の袖がひどく汚れている。
 「ほふく前進してきたのか!?」
 「途中までな。地下停留場の近くまで来て、さすがにほふく前進で入場はみっともないと気付き、壁に手を添えて立ち上がった」
 「うわー見たかったなそれ。物凄くマジな顔して廊下をずるずる這いずってくるサムライ面白かったろうに」
 口笛を吹く真似で茶茶を入れるレイジを睨みつけ、サムライと向き合う。
 「まったくなんて無茶をする男なんだ君は、僕の理解と想像を大幅に超えている。とても常識でははかれない男だ。足が動かず二足歩行できないからほふく前進か、そうまでして地下停留場に来ても意味などないのに!太股に重傷を負った君が勝てる可能性など少しもない、1%もない。大人しく医師の言いつけを守り、僕との約束を守ってベッドに伏せっていればよかったんだ!君がいなくてもあとはホセとサーシャを倒せば100人抜き達成という局面に来ている、重傷患者は決勝戦を欠場して医務室で本でも読んでいれば良かったんだ。馬鹿騒ぎする囚人と無縁の医務室の環境は読書に最適だ、少々消毒液くさいが清潔なシーツと暖かい毛布があってこれ以上なにが不満なんだ!?」
 サムライがわざわざ出向いてくる意味などこれっぽっちもなかった。わざわざ地下停留場に出向き、無理を押してリングに上がりホセとぶつかり、ぼろぼろに傷付く理由などこれっぽっちもなかった。彼が今ここにいること自体まったくの不条理で不合理、不可解な行動だ。
 僕はただサムライに傷付いてほしくないだけなのに。
 本心を上手く言葉にして伝えられないのが歯痒い。第一、「負傷した体で試合にでる君が心配だ」などと恥ずかしい台詞を口にできるわけがない。そうまでしてサムライが痛い思いをする義務はない。これ以上サムライが苦しみ、怪我を被るのは不条理だ。サムライがペア戦出場を決めたのは売春班から僕を救いたいがためで、本来なら僕こそが自分の運命に打ち克つためリングに立たなければならないのに、だれより対等でありたい友人に責務を肩代わりさせてばかりの自分が情けない。
 自己嫌悪に苛まれつつ、サムライの傷口を消毒し、包帯を巻く。そっと傷口に包帯をあてがい、二重三重に太股に巻いて患部を覆い隠し、「よし」と頷く。ズボンを引き下げて足を隠し、呟く。
 「……できるだけのことはしたが、はげしい運動は禁物だ。すぐに傷が開いて出血が再開する。これ以上出血すれば貧血を起こしかねない、そうなれば何度包帯を巻こうが無駄だ。試合中の休憩は認められない、一度リングに上がれば最後、手と手を合わせて相棒と交代しないかぎり下りれないぞ」
 「心得ている」
 眼光鋭い一瞥をくれ、サムライが顎を引く。僕がどれほど翻意を促しても決心は揺るがないらしい。まったくどこまで強情な男なんだと舌打ちしたくなる。僕の背後のレイジは、「痴話喧嘩には口だししねー主義なんだ」と適当なことを言って傍観を決め込んでいる。  
 サムライの治療など医療班に任せておけばよかった。何も僕自ら彼の手当てをしてやることはなかったと、処置を完璧に終えてから後悔する。ポケットにレイジに巻いたぶんの残りの包帯が残っていたのが災いした。医療知識が豊富なだけの素人が頑として譲らず、手ずから包帯を巻いたのは、つまらない矜持だ。
 サムライの友人であるという矜持。
 サムライの友人でありたいという切願。
 「……君を軽蔑する」
 当惑したサムライの方は見ず、下を向いて言葉を吐き出す。
 「君は僕の信頼を裏切り、約束を破った。医務室のベッドで僕の帰りを待ってると言ったのはだれだ、他ならぬ君だろう、僕を笑顔で送り出したのは君だろうサムライ!?僕は君の言葉を信じて、ちゃんと自分の成すべきことをして君のもとへ帰ってこようと決心したんだ!君の友人として相棒として恥ずかしくないように、君の隣に立つにふさわしい人間でありたいがために、君とおなじ戦場に立ちたくてそれで!!」
 「直」
 戸惑ったようにサムライが呟き、僕の方へと手を伸ばす。サムライの手が肩にかかる寸前にはげしく振り払い、あとじさる。僕はサムライとの約束を守りたくて、サムライの信頼に応えたくて、サムライにふさわしい友人でありたくて、レイジの反対を振り切りヨンイルとの試合に臨んだ。
 レイジは僕のプライドを「甘え」だと切り捨てた。当初の目的を忘れるな、ここでは生き残ることこそ肝心だと、ただ生き残ることこそ他のすべてに優先すると言った。
 それは真実だ、どうしようもなく真実だ。ここではまず生き残らねば始まらない、試合の勝ち負けにこだわるのは愚かしいことだと頭でわかっている十分すぎるほどに理解している。
 だが僕は、
 「僕は、君に甘えたくない!恵が僕にそうしたように甘えっぱなしでいたくない、僕と恵の関係は相互依存以外の何者でもなくて、僕は恵を溺愛して恵は僕に頼りきりになって他のことが何も見えなくなった!!
 その結果はもう知ってるだろう?」
 激情が沸騰し、頭が熱くなる。
 サムライと距離をとり対峙し、きっかりと目を見据え、今まで腹の底に溜めこんでいた本音を吐露する。 荒れ狂う感情に振りまわされた僕の視界にはあっけにとられたような周囲の観客の顔もレイジの顔も目に入らない。僕はただサムライだけを見つめ、憎しみをこめた咆哮をあげる。
 すべてが思い通りにならない現実に対する憎しみ。
 恵を守りきれなかった自分に対する、サムライをここに来させてしまった自分に対する、殺意にひとしい激烈な憎悪。 
 東京プリズンに来てから自分の無力さを思い知らされてばかりの僕は、いつからかサムライと僕の関係に、外にいた頃の僕と恵の関係を投影するようになっていた。恵、可愛い妹。僕の心の支え、存在意義そのもの。僕は両親の叱責から恵を庇うことで存在意義を見出し、作られた天才ではなく、鍵屋崎直というひとりの人間としてのプライドを維持していた。
 恵は僕に依存していたが、僕もまた恵に依存していた、僕らは互いに離れられない兄弟だった。
 違う、そうじゃないだろう鍵屋崎直。
 逃げるな、現実を見据えろ。恵をあそこまで追い詰めたのは……
 「恵を追い詰めたのは僕だ」
 恵にナイフを取らせたのは僕だ。
 「僕は恵に依存していた。甘えていたのは僕の方なんだ。恵には僕さえいればそれでいいと、両親などいらないと勝手に思いこむことで自己の存在価値を高めて優越感に浸って、何が起きても恵にだけは捨てられることはないと安心を得ていたんだ」
 恵、僕の妹。この世でいちばん大事な人間、僕の生きる意味そのもの。
 「だけどそうじゃなかった」
 そうはならなかった。恵は僕を捨てた、僕を拒絶した。両親ではなく僕が死ねばよかったのにと吐き捨てた。恵をあそこまで追い詰めたのは僕の責任だ。
 東京プリズンに来たら、今度はサムライがすべての敵から僕を守ろうとしている。
 僕がすべての敵から恵ただひとりを守ろうとしたように。
 「僕は他人に甘えたくない、他人に甘えることを自分に許したらそれでおしまいだ!またおなじことの繰り返しだ、今度は君が僕で僕が恵でおなじことのくりかえしだ!君が僕を守ろうと無理をすればするほど、ここに来る以前の自分を見ているようで辛くなる。耐えられなくなる。そして恵もまた今の僕とおなじように、常に傍らのだれかに守られることで何もできない無力を思い知らされ、自己嫌悪に苦しんでいたとしたら……」
 僕は恵に、こんな思いをさせていたのか。
 こんな苦しい、やりきれない思いを味あわせていたのか。
 嫌でもそのことを思い知らされてしまう、無自覚に恵を傷付け追い詰めていた自分の愚かさを思い知らされてしまう。だから僕は、勝てる見こみのない試合に臨んだ。公私混同していると思う、これは決勝戦で、もし僕が負ければレイジもサムライもロンも巻き添えになるとわかっていたが、どうしても逃げるわけにはいかなかった。
 認めるのは不愉快だが、僕はヨンイルに気を許していた。心のどこかで彼に他人以上友人未満の親近感を抱き始めていた。ヨンイルの手加減を期待して試合にでたわけではないのは確かだ。なら僕はどうやって彼に勝つつもりだった、最初から勝ちを投げて、寝ても覚めても付き纏う自己嫌悪から逃れたい一心でリングに上ったのか? 
 手のひらに爪が食いこむほど五指を握りしめ、憎悪をこめた目でサムライを睨みつける。
 「そうさわかっているさ、僕のプライドがくだらないことくらい!レイジにお説教されるまでもなくわかっている、殴り合い以外の方法でヨンイルに勝つつもりでいた甘さも十分に!だけどそれでもこんな勝ち方は本意じゃなかったんだ、こんな結末は望んでいなかった!IQ180の天才である僕が、鍵屋崎夫妻の後継者として幼少期から英才教育を施されてきた僕が、頭脳で遥かに劣る凡人に負けるはずはないと証明したかった。僕にも君たちに釣り合うものがあると証明したかった!」
 おなじ過ちはくりかえしたくない。このままでは僕は、恵のようになってしまう。このまま何もさせてもらえなければ、何もできない人間になってしまう。
 そしていつしか、僕はサムライを憎むようになる。恵が心の底から僕を憎んでいたように。 
 僕の肩に置こうとした手を邪険に払われたサムライは、一瞬哀しげに目を揺らめかせたが、すぐに元の無表情に戻る。顔筋は動かさず、目だけに真摯な労わりの色を浮かべて僕を見つめている。
 喉から迸りでた声が殷殷と反響し、鼓膜に染みる。
 視界の半分に亀裂が入っている。ヨンイルとの試合で片方のレンズが割れたからだ。実際戦ってみたら、僕の想像以上にヨンイルは強かった。あれで全力をだしてないというのなら、ヨンイルが万一実力をだした場合、僕が勝てるはずがないのだ。
 馬鹿なことをした。
 本当に、僕は馬鹿だ。
 それでも僕は、
 「僕は!!」
 名伏しがたい衝動に駆られて一歩を踏み出し、縋るようにサムライの目の奥を覗きこむ。深淵の色を湛えた黒瞳に魅入られた僕は、続く言葉を喪失し、唇を噛む。

 言えるわけがない。 
 また捨てられるのが怖かったなんて。

 僕はサムライに捨てられるのが怖かった。僕が愛した恵は僕を捨て、いつからか僕を憎むようになった。鈍感なことに、僕は恵の変化に気付かずさらに彼女を追い詰めてしまった。
 僕の存在が鬱陶しくなったから、僕の庇護が要らなくなったから、恵は僕を捨てた。
 サムライはどうだ?僕を捨てないという保証があるか?僕がサムライに依存すればするほど、サムライが僕に依存すればするほど、僕らの関係は外にいた頃の鍵屋崎直と恵の関係に酷似してしまう。 
 君に依存しなくても大丈夫だと証明しなければ、いつか君は、僕を捨てることになる。
 今の僕たちの関係はとても正常とは言えない歪なものだ。いつ亀裂が生じてもおかしくないものだ。だから今ここでどうにかしなければ……
 「……君を見てると、時々外にいた頃の自分を思い出して耐えられなくなる。
  恵を守ることでしか存在意義を見出せなかった僕を。だれよりも愛しい妹を無自覚に追い詰めていた愚かな鍵屋崎直を。サムライ、僕は恵のようにはなりたくない。いつどこにいても恵の兄としての誇りを失いたくないんだ。それがたとえ恵の重荷にしかなり得なくても、僕は恵の兄以外にはなりたくない。
 今でも僕には恵を守れる力があると、錯覚していたいんだ。
 君はそれを駄目にする、駄目にしてしまう。僕を駄目にしてしまう。恵以外に大事な人間など欲しくなかった、僕は常に『守る側』でありたかったのに!!」
 サムライと出会って僕は弱くなった。どうしようもなく弱くなった。
 こんな姿、恵に見せられない。
 常軌を逸した僕の言動に圧倒されたか、周囲が静寂に包まれる。
 サムライの目を直視できずうなだれた僕は、緩慢な動作で足元に転がった木刀を拾い上げる。
 「行くんだろう、サムライ。僕が何を言ってもどうせ無駄だ、僕を守るために死ぬ覚悟がある人間を止めるのは不可能だ。だがサムライ、君にとって僕はなんだ?僕には、鍵屋崎直という固有名詞の人間には、苗の代替品以上の価値があるのか?」
 サムライの顔が強張り、鉄面皮の裂け目から悲痛な表情が覗く。
 僕の方へと一歩を踏み出したサムライが今度こそ肩に手をかけ、僕の目を覚まそうとでもいうように強く揺さぶる。
 「お前を苗の身代わりだと思ったことはない、お前は俺の友だ、相棒だ!!」
 「嘘をつくな」
 木刀を持ったまま、よわよわしくサムライを見上げ、口を開く。
 長いあいだ腹の底に溜めこんでいた本音を感情に任せて吐き尽くした疲労のあまり、僕は自暴自棄になっていた。サムライにとって僕は苗の代替品に過ぎない、サムライは僕を通して苗を見てるに過ぎない。
 過去に自分が守り通せなかった、最愛の女性を。

 「君は過去に生きている。苗のいる過去に」    

 言ってはいけない一言だった。
 その刹那、サムライの手から力が抜け、僕の肩をすべりおちて体の脇に垂れ下がる。
 「苗と僕とを混同してるからそんなにも誰かを守ることにこだわるんだろう?ある意味君もおなじだ、僕たちは似たもの同士だ。僕は自身に恵を重ねて、君は僕に苗を重ねている。サムライ、もし君が僕に恋愛感情を抱いてるのだとしたら、それは無意識に僕と苗を重ねている証拠だ。君が好きなのは僕じゃなくてとっくの昔に死んだ苗という女性だ」
 悔しげに唇を引き結んだサムライの目には、絶望と悲哀とが宿っていた。そして一抹の怒り。
 僕への未練を断ち切るように背を向け、サムライがリングに上る。木刀を手に抱えた僕は、茫然自失とサムライの後ろ姿を見送る。放心したように立ち竦んだ僕の隣にやってきたレイジが、手庇をつくり、サムライの後ろ姿に視線を投げかける。
 「いつかの俺よりよっぽどきついこと言うじゃん、キーストア。サムライだいぶしょげてるぜ」
 「……ありのままの事実を指摘したまでだ。サムライが僕を苗の代替品と認知してるのは事実だ、そうでなければ同性に恋愛感情を抱くなどありえない。サムライは僕を守ることで、苗を守りきれなかった無念を晴らそうとしてるにすぎない」
 胸裏に苦い感情がこみあげる。
 苗、サムライの愛した女性。サムライがいまだに忘れられない女性。
 死んだ人間には勝てない。
 「!」
 今僕はなんと言った?死んだ人間には勝てないと心の中で言わなかったか。馬鹿な、何故勝つ必要がある?これではまるで、僕が苗に嫉妬してるみたいじゃないか。
 「……くそっ、サムライが僕を惑わすからだ!」
 いつかサムライに言われたのとおなじ台詞を口にし、苛立ち紛れにコンクリ床を蹴り付ける僕の横で、レイジがやれやれと首を振る。
 「試合開始!」
 とうとうゴングが鳴り響き、サムライがリング中央に立つ。
 急遽リング中央へと持ちこまれた机を挟み、手と手を組んで対峙するホセとサムライ。全身に闘志を漲らせた二人を見比べ、看守がゴングを鳴らす。
 そして、決勝戦第二試合の火蓋が切って落とされた。
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