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連載
友人になりたい
この聖騎士は、突然仕事を辞めた私のことを、本気で心配してくれていたようなので、私は正直に事情を話すことにした。
「ベネディクト神官様が私の後見人になってくれましたので、神官様の邸でお世話になっています。
何の不自由もなく、穏やかな生活をさせて頂いてますわ。」
「やはりそうだったか……。
ベネディクト神官様に義娘ができたという噂話を聞いたから、君かもしれないと思っていた。」
「えっと……。養子縁組はしていないので、義娘にはなっていないのですが。」
「後見人となって、自分の邸に住まわせるくらいなのだから、周りは君を神官様の義娘のように見るはずだ。
あの仕事人間の神官様が、最近は定時で早く帰っていくと聞いている。
邸で待っている義娘が余程可愛いのだろうと、皆んなが噂しているよ。」
あのイケオジが?
何だか嬉しい!
「ベネディクト神官様は、何というか……、ここだけの話なのですが、私の理想のお父様なのです。」
「理想のお父様だって……?」
「はい。私は両親に恵まれなかったので、お優しいベネディクト神官様は、理想のお父様だと思っております。」
私の理想のお父様という発言を聞いて、聖騎士は分かりやすくホッとしている。
「……ははっ。そうだったのか。
私は二人は男女の関係なのではないかと、勝手に心配していたのだ。」
やっぱりね……
イケオジである、おじ様のことは好きだけど、父親とか親戚のおじさんみたいな感情の好きだから。
親子ほどの年の差のある、毒母の元カレに恋愛感情なんて持てないよ……。この聖騎士にそこまでは言えないけど。
「ベネディクト神官様は、男の私から見ても素晴らしくて、尊敬できる方だと思う。沢山いる神官様の中でも、飛び抜けてすごい人なんだ。
貴婦人や未亡人の方からとても人気がある方だったから、リーゼも惹かれているのではと思って……。
あっ!すまない。こんな話をされても、君にとって不愉快でしかないよな。」
やはり、おじ様はカッコいいからモテるのね……
仕事の出来る大人の男だもん、納得だわ。
「ふふっ……。不愉快というか、騎士様が心配症なのがよく分かりましたわ。
ベネディクト神官様は、前にもお話ししたかと思いますが、私の両親の古い友人です。
孤児院の手伝いも楽しいですし、毎日充実しておりますわ。」
「そうか……。君の毎日が充実しているのなら良かった。
リーゼ。前に君がレストランで働いている時、店の決まりで、特定の客と親しくすることは禁止されていると言っていたよな?」
「はい。お客様と従業員とのトラブルを避けるためと聞きました。」
「君はもうあの店の従業員ではないし、私は君から見て、今は客ではない。」
「……そうですね。」
「良かった……。それなら、私と正式に友人になってくれないか?」
そうきたか……
私が断れないように、会話を振ってきたようだ。
ハァー…。普通に良い人みたいだし、断る理由もないから、友人くらいなら大丈夫かな?
「ええ。勿論ですわ。」
「……嬉しいよ。もう君に会えないのかもしれないと思っていたから。」
本当に嬉しそうにしている……。
何だか、そんな騎士様を見ているこっちが恥ずかしくなる。
でもこの人は、貴族だって聞いてるから、あまり深く付き合ってはいけない気がする。
当たり障りのない会話をするくらいの関係が理想的だよね。
「ふふ…。騎士様、今後もどうぞよろしくお願い致しますわ。」
「友人なのだから、名前で呼んで欲しい。
私のことはエルヴィスと呼んでくれ。」
それは不味いですよね……。
身分の高い人を馴れ馴れしく名前で呼ぶのは、トラブルの元なんだよ。
「騎士様は貴族の方だとお聞きしております。
私のような立場の者が、騎士様を名前で呼ぶのは恐れ多いですわ。
せめて家名で呼ばせて頂けませんか?」
「君は本当に真面目だな……。
そんなところも君の魅力なのだが。
私の家名はストークスだ。」
真面目なのではなく、自分の身を守りたいだけなんだけど。
「ストークス様ですね。
改めてよろしくお願いします。」
「ああ。こちらこそよろしく!」
ということで、顔見知りの聖騎士様が私の友人になった。
「ベネディクト神官様が私の後見人になってくれましたので、神官様の邸でお世話になっています。
何の不自由もなく、穏やかな生活をさせて頂いてますわ。」
「やはりそうだったか……。
ベネディクト神官様に義娘ができたという噂話を聞いたから、君かもしれないと思っていた。」
「えっと……。養子縁組はしていないので、義娘にはなっていないのですが。」
「後見人となって、自分の邸に住まわせるくらいなのだから、周りは君を神官様の義娘のように見るはずだ。
あの仕事人間の神官様が、最近は定時で早く帰っていくと聞いている。
邸で待っている義娘が余程可愛いのだろうと、皆んなが噂しているよ。」
あのイケオジが?
何だか嬉しい!
「ベネディクト神官様は、何というか……、ここだけの話なのですが、私の理想のお父様なのです。」
「理想のお父様だって……?」
「はい。私は両親に恵まれなかったので、お優しいベネディクト神官様は、理想のお父様だと思っております。」
私の理想のお父様という発言を聞いて、聖騎士は分かりやすくホッとしている。
「……ははっ。そうだったのか。
私は二人は男女の関係なのではないかと、勝手に心配していたのだ。」
やっぱりね……
イケオジである、おじ様のことは好きだけど、父親とか親戚のおじさんみたいな感情の好きだから。
親子ほどの年の差のある、毒母の元カレに恋愛感情なんて持てないよ……。この聖騎士にそこまでは言えないけど。
「ベネディクト神官様は、男の私から見ても素晴らしくて、尊敬できる方だと思う。沢山いる神官様の中でも、飛び抜けてすごい人なんだ。
貴婦人や未亡人の方からとても人気がある方だったから、リーゼも惹かれているのではと思って……。
あっ!すまない。こんな話をされても、君にとって不愉快でしかないよな。」
やはり、おじ様はカッコいいからモテるのね……
仕事の出来る大人の男だもん、納得だわ。
「ふふっ……。不愉快というか、騎士様が心配症なのがよく分かりましたわ。
ベネディクト神官様は、前にもお話ししたかと思いますが、私の両親の古い友人です。
孤児院の手伝いも楽しいですし、毎日充実しておりますわ。」
「そうか……。君の毎日が充実しているのなら良かった。
リーゼ。前に君がレストランで働いている時、店の決まりで、特定の客と親しくすることは禁止されていると言っていたよな?」
「はい。お客様と従業員とのトラブルを避けるためと聞きました。」
「君はもうあの店の従業員ではないし、私は君から見て、今は客ではない。」
「……そうですね。」
「良かった……。それなら、私と正式に友人になってくれないか?」
そうきたか……
私が断れないように、会話を振ってきたようだ。
ハァー…。普通に良い人みたいだし、断る理由もないから、友人くらいなら大丈夫かな?
「ええ。勿論ですわ。」
「……嬉しいよ。もう君に会えないのかもしれないと思っていたから。」
本当に嬉しそうにしている……。
何だか、そんな騎士様を見ているこっちが恥ずかしくなる。
でもこの人は、貴族だって聞いてるから、あまり深く付き合ってはいけない気がする。
当たり障りのない会話をするくらいの関係が理想的だよね。
「ふふ…。騎士様、今後もどうぞよろしくお願い致しますわ。」
「友人なのだから、名前で呼んで欲しい。
私のことはエルヴィスと呼んでくれ。」
それは不味いですよね……。
身分の高い人を馴れ馴れしく名前で呼ぶのは、トラブルの元なんだよ。
「騎士様は貴族の方だとお聞きしております。
私のような立場の者が、騎士様を名前で呼ぶのは恐れ多いですわ。
せめて家名で呼ばせて頂けませんか?」
「君は本当に真面目だな……。
そんなところも君の魅力なのだが。
私の家名はストークスだ。」
真面目なのではなく、自分の身を守りたいだけなんだけど。
「ストークス様ですね。
改めてよろしくお願いします。」
「ああ。こちらこそよろしく!」
ということで、顔見知りの聖騎士様が私の友人になった。
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