異世界で捨て子を育てたら王女だった話

 数年前に没落してしまった元貴族令嬢のエリーゼは、市井で逞しく生きていた。

 元貴族令嬢なのに、どうして市井で逞しく生きれるのか…?それは、私には前世の記憶があるからだ。
 毒親に殴られたショックで、日本人の庶民の記憶を思い出した私は、毒親を捨てて一人で生きていくことに決めたのだ。

 そんな私は15歳の時、仕事終わりに赤ちゃんを見つける。

「えぇー!この赤ちゃんかわいい。天使だわ!」

 こんな場所に置いておけないから、とりあえず町の孤児院に連れて行くが…

「拾ったって言っておきながら、本当はアンタが産んで育てられないからって連れてきたんだろう?
 若いから育てられないなんて言うな!責任を持ちな!」

 孤児院の職員からは引き取りを拒否される私…

 はあ?ムカつくー!
 だったら私が育ててやるわ!

 しかし私は知らなかった。この赤ちゃんが、この後の私の人生に波乱を呼ぶことに…。



 誤字脱字、いつも申し訳ありません。
 ご都合主義です。
 

 第15回ファンタジー小説大賞で成り上がり令嬢賞を頂きました。
 ありがとうございました。
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