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新人魔女と精霊のペンダント(7)
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「お恥ずかしいのですが、今までに何度も大事な書類を忘れたり無くしたりしてしまって……」
「はぁ」
「今朝も、マリアンヌ様が身に付ける予定だった手袋をどこかへ置き忘れて……」
「あー……」
なんとなく事情を理解したリッカは苦笑いを浮かべながら相槌を打つ。
「本当に情けないです。いつも失敗ばかりしていて……工房へ伺う前に、侍従長からそれとなく言われたのです。この仕事に向いていないのではないかと」
エルナはそう言ってため息をつく。リッカは何も言うことができなかった。
話を聞く限り、エルナはよく失敗しているようだが、それでも彼女が日々懸命に仕事に取り組んでいるであろうことは、少し接しただけでも分かる。リッカはエルナのことを何も知らないが、彼女はきっと真面目で一生懸命な人なのだと感じていた。
何か良い方法はないものか。リッカが必死に考えていると、ふとある考えが頭に浮かんできた。
「そうだ!」
「え?」
「エルナさん! 少しお時間ありますか?」
リッカは勢いよく言った。
「えっと……はい、大丈夫ですけど」
エルナは戸惑いながらも答える。リッカはニッコリと笑うと、「じゃあ行きましょう」と言って歩き出した。
「あの……どちらへ行かれるのですか?」
エルナが不思議そうな顔をして尋ねてくる。
「少し素材を探します」
リッカはキョロキョロと辺りを見回しながら森の中を進む。その後ろを、エルナがおっかなびっくりといった様子で付いてきた。
「あの……どこまで行くのでしょうか?」
「たぶんもう少し行くとあると思うんです」
不安げな表情をするエルナに対し、リッカは笑顔で答える。やがて二人は森の奥へとたどり着いた。
「ここです」
二人が立ち止まったのは、小さな洞窟の前だった。エルナは困惑気味に質問する。
「こんな場所に何の用が……」
「まあまあ、いいから来てください」
リッカはエルナの言葉を遮り、彼女の手を引っ張った。
「えっ、ちょっと……」
エルナの抗議の声を無視し、リッカはズンズン進んでいく。そして、ついに目的の場所までやってきた。
「着きましたよ! ここならきっといいものが見つかるはずです」
リッカは嬉しそうに言った。
「すごい……。なんて綺麗なの……」
エルナは目を丸くした。
そこには、天井から光が差し込む神秘的な空間が広がっていた。地面のところどころには水晶が生えており、そこから発せられる光で、まるで宝石箱の中にいるかのような錯覚に陥る。
「これは一体……?」
「はぁ」
「今朝も、マリアンヌ様が身に付ける予定だった手袋をどこかへ置き忘れて……」
「あー……」
なんとなく事情を理解したリッカは苦笑いを浮かべながら相槌を打つ。
「本当に情けないです。いつも失敗ばかりしていて……工房へ伺う前に、侍従長からそれとなく言われたのです。この仕事に向いていないのではないかと」
エルナはそう言ってため息をつく。リッカは何も言うことができなかった。
話を聞く限り、エルナはよく失敗しているようだが、それでも彼女が日々懸命に仕事に取り組んでいるであろうことは、少し接しただけでも分かる。リッカはエルナのことを何も知らないが、彼女はきっと真面目で一生懸命な人なのだと感じていた。
何か良い方法はないものか。リッカが必死に考えていると、ふとある考えが頭に浮かんできた。
「そうだ!」
「え?」
「エルナさん! 少しお時間ありますか?」
リッカは勢いよく言った。
「えっと……はい、大丈夫ですけど」
エルナは戸惑いながらも答える。リッカはニッコリと笑うと、「じゃあ行きましょう」と言って歩き出した。
「あの……どちらへ行かれるのですか?」
エルナが不思議そうな顔をして尋ねてくる。
「少し素材を探します」
リッカはキョロキョロと辺りを見回しながら森の中を進む。その後ろを、エルナがおっかなびっくりといった様子で付いてきた。
「あの……どこまで行くのでしょうか?」
「たぶんもう少し行くとあると思うんです」
不安げな表情をするエルナに対し、リッカは笑顔で答える。やがて二人は森の奥へとたどり着いた。
「ここです」
二人が立ち止まったのは、小さな洞窟の前だった。エルナは困惑気味に質問する。
「こんな場所に何の用が……」
「まあまあ、いいから来てください」
リッカはエルナの言葉を遮り、彼女の手を引っ張った。
「えっ、ちょっと……」
エルナの抗議の声を無視し、リッカはズンズン進んでいく。そして、ついに目的の場所までやってきた。
「着きましたよ! ここならきっといいものが見つかるはずです」
リッカは嬉しそうに言った。
「すごい……。なんて綺麗なの……」
エルナは目を丸くした。
そこには、天井から光が差し込む神秘的な空間が広がっていた。地面のところどころには水晶が生えており、そこから発せられる光で、まるで宝石箱の中にいるかのような錯覚に陥る。
「これは一体……?」
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