妹を優先して私を放置する夫様、今までありがとうございました!
結婚してから三年間、夫のグラシアン伯爵から一度も愛されたことがないゼルフィーナ。グラシアンは連れ子の義妹フェルヴィアばかりを甘やかし、ゼルフィーナを「引き立て役の地味な妻」として冷遇し続けていた。さらにはフェルヴィアの浪費や失態の責任まですべてゼルフィーナに押し付ける始末。絶望の果てにゼルフィーナは静かに見切りをつけ、用意周到に準備を進めて離縁状を叩きつけ、屋敷を去る。
身一つで隣国へと向かったゼルフィーナを待っていたのは、「冷血大公」と恐れられるクリステルだった。ゼルフィーナの真の才能と気品を見抜いていたクリステルに手厚く迎えられ、彼女は新たな人生を歩み始める。一方、ゼルフィーナを失ったグラシアンの屋敷は瞬く間に崩壊へと向かい——
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