愛せないと私を捨てた公爵は本物の聖女が誰か気付かない
代々、人の心を癒やし身体の病を退ける不思議な茶葉の調合技術を持つシエルテ。しかし、その力を「ただの民間療法」と見下す夫の公爵ザルクシードからは、冷酷に扱われ、離れへと追いやられていた。やがてザルクシードは、贅沢を好む愛人ヴェロニィを本邸に迎え、シエルテに無実の罪を着せて離縁を突きつける。雨の中、身一つで追い出され、異国の国境近くで倒れかけたシエルテを救ったのは、冷徹無比と恐れられる隣国の若き王マイルザードだった。彼はシエルテが淹れた一杯のお茶の香りに、かつて命を救われた記憶を重ねる。シエルテの傷ついた心を極上の甘さで包み込み、引き立てていくマイルザード。一方、シエルテを失った公爵家は、彼女の調合茶が途絶えたことで深刻な事態に陥り、ザルクシードは初めて自身の過ちに気付くが、もうすべてが遅かった。
あなたにおすすめの小説
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
『お前が運命の番だなんて最悪だ』と言われたので、魔女に愛を消してもらいました
志熊みゅう 竜族の王子フェリクスの成人の儀で、侯爵令嬢クロエに現れたのは運命の番紋。けれど彼が放ったのは「お前が番だなんて最悪だ」という残酷な言葉だった。
異母妹ばかりを愛する王子、家族に疎まれる日々に耐えきれなくなったクロエは、半地下に住む魔女へ願う。「この愛を消してください」と。
恋も嫉妬も失い、辺境で静かに生き直そうとした彼女のもとに、三年後、王宮から使者が現れる。異母妹の魅了が暴かれ、王子は今さら真実の愛を誓うが、クロエの心にはもう何も響かない。愛されなかった令嬢と、愛を取り戻したい竜王子。番たちの行く末は――。
伯爵様から愛妾を迎えるから出て行けと言われたので喜んで離縁しました!
雨宮ろろな伯爵夫人であるヴァランティーヌは、夫のエリファスから冷遇され、家政婦のように扱われる日々を送っていた。ある日、エリファスは美しい女性クロティルドを本邸に連れ帰り、「彼女を愛妾にする。お前との婚姻は終わりだ」と冷酷に離縁を言い渡す。ヴァランティーヌは引き留めることもせず、静かにそれを受け入れて館を去った。
自由の身となった彼女を待っていたのは、以前から彼女の類まれなる意匠の才能と清らかな心を慕っていた、隣国の若き公爵カジミールだった。カジミールの領地で温かく迎えられ、本来の輝きを取り戻していくヴァランティーヌ。
一方、彼女を失った伯爵邸は、ヴァランティーヌの細やかな差配がなくなったことで急速に機能不全に陥り、没落の一途をたどる。激しい後悔に苛まれたエリファスは彼女を連れ戻そうとするが、そこには驚くべき真実と、完璧なまでの「ざまぁ」が待ち受けていた。
離縁されて監獄へ落とされた私、実は世界一の大富豪でした!
雨宮ろろな「お前のような貧乏女は我が家に不要だ」と、傲慢な夫のゼクシオン伯爵から冤罪を着せられ、最果ての監獄へと連行されたシャルロット。しかし、彼女の正体は世界中の鉱山と流通を裏で牛耳る、世界一の隠れ大富豪だった。
監獄に着くやいなや、シャルロットは持ち前の財力で監獄そのものを買い取り、看守たちを部下にして快適な監獄ライフを送り始める。さらに、元夫の領地や財産をすべて裏から買い叩き、彼らを一瞬で路頭に迷わせるのだった。
復讐を終え、自由の身となったシャルロットは、王都の下町で実直に働く貧乏騎士のヴァルザードに一目惚れをする。全てをお金で解決してきた彼女は、高級外車並みの馬車や金塊を贈って求婚するが、清廉潔白な彼は「金で人の心は買えない」と大激怒。
何度もフラれ、絶望するシャルロット。だが、彼への想いは本物だった。彼女はついに、世界を揺るがすほどの決断を下す。
婚約破棄された聖女は、愛する恋人との思い出を消すことにした。
石河 翠婚約者である王太子に興味がないと評判の聖女ダナは、冷たい女との結婚は無理だと婚約破棄されてしまう。国外追放となった彼女を助けたのは、美貌の魔術師サリバンだった。
やがて恋人同士になった二人。ある夜、改まったサリバンに呼び出され求婚かと期待したが、彼はダナに自分の願いを叶えてほしいと言ってきた。彼は、ダナが大事な思い出と引き換えに願いを叶えることができる聖女だと知っていたのだ。
失望したダナは思い出を捨てるためにサリバンの願いを叶えることにする。ところがサリバンの願いの内容を知った彼女は彼を幸せにするため賭けに出る。
愛するひとの幸せを願ったヒロインと、世界の平和を願ったヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(写真のID:4463267)をお借りしています。
【完結】妹ばかり愛され追い出された姉ですが、無口な夫と暮らす日々が幸せすぎます
コトミ セラフィナは、実の親と、妹によって、家から追い出されることとなった。セラフィナがまだ幼い頃、両親は病弱なカタリナのため設備環境が良い王都に移り住んだ。姉のセラフィナは元々両親とともに住んでいた田舎に使用人のマーサの二人きりで暮らすこととなった。お金のない子爵家な上にカタリナのためお金を稼がなくてはならないため、子供二人を王都で暮らすには無理があるとセラフィナだけ残されたのだ。そしてセラフィナが19歳の時、3人が家へ戻ってきた。その理由はカタリナの婚約が上手くいかず王宮にいずらくなったためだ。やっと家族で暮らせると心待ちにしていたセラフィナは帰宅した父に思いがけないことを告げられる。
「お前はジェラール・モンフォール伯爵と結婚することになった。すぐに荷物をまとめるんだ。一週間後には結婚式だ」
困惑するセラフィナに対して、冷酷にも時間は進み続け、結婚生活が始まる。
『人形遊びしかできない令嬢はいらない』と婚約破棄されましたが、本当にそれでよろしいの?
志熊みゅう「どうして『人形遊び』をやめられないんだ」
十七歳の誕生日の夜、公爵令嬢フランソワーズは、婚約者である第一皇子エミールから一方的に婚約を破棄される。彼が幼稚だと蔑んだ人形たちは、フランソワーズが『分霊術』で魂を分け与えた大切な分身だった。さらに彼らは、皇宮に潜む暗殺計画や不正を暴き、長年エミールを守ってきた忠実な密偵でもあった。無表情だと責められたのも、声を失ったのも、すべては彼を守るためだったのに――何も知らないエミールは、彼女を切り捨てた。
傷ついたフランソワーズは、優しい義兄セドリックと人形たちに支えられ、少しずつ自分の人生を取り戻していく。けれど皇宮では、再びエミールの命を狙う陰謀が動き出していた――。