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11 陸斗のターン ※
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「男を抱いたことは? ないですよね」
「リクが初めてだ」
「ですよね、女はありますよね?」
「……ある」
おお、なんだか陸斗が頼もしい。でもね、二人ともベッドの上で裸ですよ。こちらサイドから見ていると、なんともな風景。いつもこんな感じで冷静に僕と夫の交わりを陸斗は見ていたのかな。それで見かねて出てきてくれた?
「僕を女性だと思って、抱いてみてください」
「わ、わかった」
そして夫は陸斗を仰向けに倒した。陸斗は笑っている、なんだか楽しそうだな。でも、ここから二人の情事を見るのは、ドキドキするよぉぉぉ。
夫は陸斗の足をパカッと両手で開いた。え? いきなりパカッと。陸斗は驚いた顔をした。夫は陸斗のというか僕の体の恥ずかしい部分をまじまじと見ている。本当に真面目か! ってくらいまじまじと観察している。
「リク、女性を抱くようにしていいのか?」
「いいですよ、でも鬼畜だなぁ、こんなに足を開かせるのかよ」
「では、行くぞ」
「おう!」
そして夫は自分のモノを陸斗に見えるように、数回シゴイテから、僕の小さな蕾に勢いよく突き刺した。
「いてぇぇえええええ!! いてぇっ! コノヤロウ、殺す気か! 入れるな!」
うわっ、痛いよね。先ほど繋がっていたとはいえ、やはり痛いよね?
「ああ、すまない。やはりクリームがないとだめだろう?」
「いやいやいやいや、そこじゃないでしょ、あんた、なんでいきなり突っ込むんだよ」
「女性は勝手に濡れるので、ただそこに入るだけだ」
「え? 本気で?」
「戦場では時間がない、溜まった熱の発散するためだけに抱いている。相手はプロだからそれでいいと言っていた」
「……」
(……)
僕と陸斗は言葉を失った。
「まずは、キスでしょ」
「娼婦とキスはしない」
「えっと、お付き合いされた方とは今まで……」
「戦場で娼婦しか抱いたことはない、だから付き合いをした記憶はない」
「ソウデスカ」
(おい、リク、お前やべぇ奴の嫁になったな)
(う、うん。ちょっと驚きだね)
「すまない、私ではリクを満足させてあげられていなかった。未熟ゆえに……」
(ちょっと、陸斗。落ち込ませちゃダメでしょ。僕、キスだけはいつも大満足していたし、早くなんか言ってあげて!)
彼を見ていたら、可哀想になった。
きっと国のために頑張った数年間で、自分のことに使える時間がなかったんだよ。今だって、自分が好きになった人と結婚できたわけではない。しかも恋もまだなのに、男の嫁って。あんな立場のある方なのに、どこまでも真面目で国に尽くしていて。王族って志がすごいと、本気で夫を尊敬してしまった。僕のお尻が痛いくらい、なんで我慢しなかったのだろう。彼を辱めてしまった。
(心配するな、俺がお前の旦那を天上に導いてやるからな)
(うん、お願いします)
もう陸斗に託すしかない。彼が自尊心を失わないように。そして僕のお尻が今後平和に暮らせるように。
「ラミラス様、僕はあなたのキスは好きです。とても満足していました。キスして?」
「リク!」
「んんんっ、んはっ、んん」
おお、目の前でラブシーン! 相変わらず貪るね、旦那様。おっ、陸斗も負けていないぞ!
「んはっ、くちゅっ、ん、ん」
「ん、リク、なんて舌使い……っ、んちゅ」
唾液の混ざる音、部屋には二人の吐息と、水音が響き渡る。ああ、陸斗気持ちよさそう。そして陸斗は夫の股間を握った。
「うっ、」
「ラミラス様、キス、官能的です。ねぇ、今度は僕のおっぱいを舐めて? 男もココ開発できるらしいです」
「……っリク!」
「ああ、って痛いっ、痛いから、ただ舐めて、粒を転がして、たまに吸って、いやらしく、ゆっくりやって!」
「ああ、んんちゅ」
「あん!」
(え? 本当に? 陸斗感じているの?)
(んなわけあるか――い! いきなり胸なんてすぐに気持ちよくならんわ。でも雰囲気出るだろう? 自分が喜ばせていると思わせるんだよ)
(なるほど)
夫は胸の小さい突起に夢中で吸い付いている。国の英雄……。男の薄いおっぱいを夢中で舐めているよ。なんか、怖い人ってイメージがどんどん崩れる。きっと、本来は優しいんだろうな。僕は赤子を見るような目で、男のおっぱいに吸い付いている夫を見守った。
「あ、あ、あああん」
「リク、可愛いっ」
陸斗、名演技!
「あん、うれしいっ、そういう言葉、最中にいっぱい聞かせて、あん、キス、唇も沢山奪って」
「ああ、リク、リク」
おお、燃え上がっている。
「キスしながら、僕の男の子もシゴイテ、元気にさせて? 僕はラミラス様のしごくね」
「ああ、リクっ、りくっ、うううう!」
「……え」
(あ、旦那様……。もう達したみたい)
(こいつ、童貞並みだな、おい)
(ちょっと、陸斗、導いてあげてよ)
(チっ)
舌打ちされた。
「僕の手、気持ち良かったですか? うれしい! ラミラス様」
「リク……あなたの手は最高に尊い。そんな手が私に触ったと思っただけで果ててしまった」
「そう言って、いただけるなんて、僕うれしいっ! ちゅっ」
陸斗は夫に抱きついてキスをした。すると夫のは、またもむくむくと。凄い回復力。
「あん、硬いの、あたってる」
「あなたが目の前にいると、私はいつもこうなる。昼間にあなたと会う自信がないんだ。すぐに押し倒したくなるから」
「あん、嬉しいっ!」
(おい、聞いたか? こいつ、お前に惚れてんじゃねぇの?)
(え、まさか。だって初対面でいきなり挿れてきた人だよ、会話したことないんだよ、惚れる要素ないでしょ)
(ふ――ん、まぁ心は俺の担当じゃないし)
「ねぇ、ラミラス様。僕はあなたに嫁ぐまで性体験もまだで、こっちで気持ち良くしてもらったこともないの。だから、お尻より前に、僕のここ可愛がって? 僕は一生あなたにしか可愛がってもらえないんだから、ここも、いいでしょ?」
「ごっくん!」
え、陸斗……というか、僕の体の一部である股間を見て、すごい音だして喉を鳴らした。旦那様の目に、赤い炎が見えるよ。
「触って、シゴイテ、お口に入れて? 噛まないように、キャンディーを舐めるみたいに、その大きくて立派なお口に、僕を入れて?」
「任せろ」
「リクが初めてだ」
「ですよね、女はありますよね?」
「……ある」
おお、なんだか陸斗が頼もしい。でもね、二人ともベッドの上で裸ですよ。こちらサイドから見ていると、なんともな風景。いつもこんな感じで冷静に僕と夫の交わりを陸斗は見ていたのかな。それで見かねて出てきてくれた?
「僕を女性だと思って、抱いてみてください」
「わ、わかった」
そして夫は陸斗を仰向けに倒した。陸斗は笑っている、なんだか楽しそうだな。でも、ここから二人の情事を見るのは、ドキドキするよぉぉぉ。
夫は陸斗の足をパカッと両手で開いた。え? いきなりパカッと。陸斗は驚いた顔をした。夫は陸斗のというか僕の体の恥ずかしい部分をまじまじと見ている。本当に真面目か! ってくらいまじまじと観察している。
「リク、女性を抱くようにしていいのか?」
「いいですよ、でも鬼畜だなぁ、こんなに足を開かせるのかよ」
「では、行くぞ」
「おう!」
そして夫は自分のモノを陸斗に見えるように、数回シゴイテから、僕の小さな蕾に勢いよく突き刺した。
「いてぇぇえええええ!! いてぇっ! コノヤロウ、殺す気か! 入れるな!」
うわっ、痛いよね。先ほど繋がっていたとはいえ、やはり痛いよね?
「ああ、すまない。やはりクリームがないとだめだろう?」
「いやいやいやいや、そこじゃないでしょ、あんた、なんでいきなり突っ込むんだよ」
「女性は勝手に濡れるので、ただそこに入るだけだ」
「え? 本気で?」
「戦場では時間がない、溜まった熱の発散するためだけに抱いている。相手はプロだからそれでいいと言っていた」
「……」
(……)
僕と陸斗は言葉を失った。
「まずは、キスでしょ」
「娼婦とキスはしない」
「えっと、お付き合いされた方とは今まで……」
「戦場で娼婦しか抱いたことはない、だから付き合いをした記憶はない」
「ソウデスカ」
(おい、リク、お前やべぇ奴の嫁になったな)
(う、うん。ちょっと驚きだね)
「すまない、私ではリクを満足させてあげられていなかった。未熟ゆえに……」
(ちょっと、陸斗。落ち込ませちゃダメでしょ。僕、キスだけはいつも大満足していたし、早くなんか言ってあげて!)
彼を見ていたら、可哀想になった。
きっと国のために頑張った数年間で、自分のことに使える時間がなかったんだよ。今だって、自分が好きになった人と結婚できたわけではない。しかも恋もまだなのに、男の嫁って。あんな立場のある方なのに、どこまでも真面目で国に尽くしていて。王族って志がすごいと、本気で夫を尊敬してしまった。僕のお尻が痛いくらい、なんで我慢しなかったのだろう。彼を辱めてしまった。
(心配するな、俺がお前の旦那を天上に導いてやるからな)
(うん、お願いします)
もう陸斗に託すしかない。彼が自尊心を失わないように。そして僕のお尻が今後平和に暮らせるように。
「ラミラス様、僕はあなたのキスは好きです。とても満足していました。キスして?」
「リク!」
「んんんっ、んはっ、んん」
おお、目の前でラブシーン! 相変わらず貪るね、旦那様。おっ、陸斗も負けていないぞ!
「んはっ、くちゅっ、ん、ん」
「ん、リク、なんて舌使い……っ、んちゅ」
唾液の混ざる音、部屋には二人の吐息と、水音が響き渡る。ああ、陸斗気持ちよさそう。そして陸斗は夫の股間を握った。
「うっ、」
「ラミラス様、キス、官能的です。ねぇ、今度は僕のおっぱいを舐めて? 男もココ開発できるらしいです」
「……っリク!」
「ああ、って痛いっ、痛いから、ただ舐めて、粒を転がして、たまに吸って、いやらしく、ゆっくりやって!」
「ああ、んんちゅ」
「あん!」
(え? 本当に? 陸斗感じているの?)
(んなわけあるか――い! いきなり胸なんてすぐに気持ちよくならんわ。でも雰囲気出るだろう? 自分が喜ばせていると思わせるんだよ)
(なるほど)
夫は胸の小さい突起に夢中で吸い付いている。国の英雄……。男の薄いおっぱいを夢中で舐めているよ。なんか、怖い人ってイメージがどんどん崩れる。きっと、本来は優しいんだろうな。僕は赤子を見るような目で、男のおっぱいに吸い付いている夫を見守った。
「あ、あ、あああん」
「リク、可愛いっ」
陸斗、名演技!
「あん、うれしいっ、そういう言葉、最中にいっぱい聞かせて、あん、キス、唇も沢山奪って」
「ああ、リク、リク」
おお、燃え上がっている。
「キスしながら、僕の男の子もシゴイテ、元気にさせて? 僕はラミラス様のしごくね」
「ああ、リクっ、りくっ、うううう!」
「……え」
(あ、旦那様……。もう達したみたい)
(こいつ、童貞並みだな、おい)
(ちょっと、陸斗、導いてあげてよ)
(チっ)
舌打ちされた。
「僕の手、気持ち良かったですか? うれしい! ラミラス様」
「リク……あなたの手は最高に尊い。そんな手が私に触ったと思っただけで果ててしまった」
「そう言って、いただけるなんて、僕うれしいっ! ちゅっ」
陸斗は夫に抱きついてキスをした。すると夫のは、またもむくむくと。凄い回復力。
「あん、硬いの、あたってる」
「あなたが目の前にいると、私はいつもこうなる。昼間にあなたと会う自信がないんだ。すぐに押し倒したくなるから」
「あん、嬉しいっ!」
(おい、聞いたか? こいつ、お前に惚れてんじゃねぇの?)
(え、まさか。だって初対面でいきなり挿れてきた人だよ、会話したことないんだよ、惚れる要素ないでしょ)
(ふ――ん、まぁ心は俺の担当じゃないし)
「ねぇ、ラミラス様。僕はあなたに嫁ぐまで性体験もまだで、こっちで気持ち良くしてもらったこともないの。だから、お尻より前に、僕のここ可愛がって? 僕は一生あなたにしか可愛がってもらえないんだから、ここも、いいでしょ?」
「ごっくん!」
え、陸斗……というか、僕の体の一部である股間を見て、すごい音だして喉を鳴らした。旦那様の目に、赤い炎が見えるよ。
「触って、シゴイテ、お口に入れて? 噛まないように、キャンディーを舐めるみたいに、その大きくて立派なお口に、僕を入れて?」
「任せろ」
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