死んでもバカは治らない?治さんわ!!追放転生
俺は蹴人という同級生をいじめるのに加担していた。
ある日、その蹴人が遂にブチ切れて包丁で俺を刺した。
最後に懺悔をしようと思ったが止めた。
「ハッハッハッハッ……蹴人……謝んねぇぞ俺は……俺だって怖かったんだ。
身勝手だけどな……早く……逃げろ……」
そう伝えると蹴人はパニックになり俺の腹に刺さった包丁を抜き走り去って行った。
「ゲボっ……蹴人……何で態々包丁抜いてくんだ……よ……あぁ死ぬのって怖ぇな」
俺はそうして死んだ……筈だった
◇
何故か俺の意識が戻ったと思ったら……
『こんのバッカモーン!!』
髭の長い爺さんに怒鳴られた……
『お主らは何をしたか分かっておるのか?
蹴人はあのまま順調に成長して居れば将来環境問題解決までの礎を築く存在じゃったのじゃ!
それを貴様らの身勝手な行動で泡沫に期したわい……』
そんな爺さんに怒られていると
『お主らの存在や魂等わしらの世界には相応しく無い。
追放じゃ、事故であろうと一時の迷いであろうとも蹴人の運命をねじ曲げる訳にはいかん。
お主の存在を消させて貰う』
「は?じゃあ蹴人は俺を刺さなかった事になるのか?」
チッっと舌打ちをする爺さん。
『非常に不本意ながらじゃけどな?
しかし、既に有った魂を身勝手に消滅させるのはわしらでも禁忌じゃ。
そこでお主は別の世界に行ってもらう。
バカは死んでも治らんと言うからの。それが本当か確かめてやるわい。
その現地人と同じ体質にしてやるわい。
ほれ、さっさと行け』
バカは死んでも治らんだと?絶対に治してやるもんか!!
俺は俺らしく生き残るぞこのクソ野郎!!
異世界に追放されたイジメ加担者。
神は未だに気付かず、問題の本質を見ずに決めた事により不思議な運命が回り出すのであった。
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