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第2章 学校霊編
第134話 鳩術
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「現状は分かった。でも、本当にそれでいいのかい?相手は凪澤だ。死ぬかもしれないよ?」
「師匠、俺がそうしたいんだ。師匠が動けない以上、俺が行くしかないでしょ?」
「まぁ、それもそうだね。死なないでくれよ」
・・・2週間後
「片腕、失ってるじゃん」
「怒ってます?」
「いや、あの凪澤相手にその程度で済んだことに少しホッとしているよ。重症を負ったけどあの2人だって死んでいないし。でも、これからその状態で祓い師を続けていくのは無理かもよ?」
「片腕でも刀は扱えます」
「でも、威力は格段に落ちる」
「なら、片腕でも両腕の時と同じくらいの威力を出せるように修行するだけです」
「しばらく、日本旋廻には参戦できなくなるよ?」
「その間に修行しておきます。だから、日本旋廻のあとに俺は備えます」
「仮に日本旋廻で凪澤を倒せたとしてもその後に何かが絶対に起こる。その時、俺は死んでいるかもしれない。俺はお前に俺の全てを託すよ。それでもいいかい?」
「いつか、俺が必ず、鳩術を修得してみせます」
「ははッ、さすがは、俺の一番弟子だッ!」
・・・・・・いつまでぶっ倒れてるんだよ、俺は。鳩山さんは、もういないんだぞ?いつまで、現実を受け入れない気だ?いい加減にしろよ、俺。あの人の術を引き継ぐのは、一番弟子の俺だろ?あの人に届かなくとも、あの人に近づけるように、俺は修行したんだ。今の俺ならできるッ!!俺は再び、立ち上がった。
「へ~、そんなにボロボロになってまでも立ち上がるんだ」
「テメェが何者かなんて知らねぇ。でも、人を傷つけたなら、悪い幽霊だ。俺はそんな悪霊を祓う組織GEAの祓い師・新木 士郎だッ!!師匠、鳩山氏の術を引き継ぎ、お前を斬るッ!!」
「折れた刀で、どうやって俺を斬るんだよッ」
「言っただろ、術を引き継ぐって。鳩術・奥義・十天鳩々刀ッ」
折れた刀身は新たな姿へと変わった。
「師匠、俺がそうしたいんだ。師匠が動けない以上、俺が行くしかないでしょ?」
「まぁ、それもそうだね。死なないでくれよ」
・・・2週間後
「片腕、失ってるじゃん」
「怒ってます?」
「いや、あの凪澤相手にその程度で済んだことに少しホッとしているよ。重症を負ったけどあの2人だって死んでいないし。でも、これからその状態で祓い師を続けていくのは無理かもよ?」
「片腕でも刀は扱えます」
「でも、威力は格段に落ちる」
「なら、片腕でも両腕の時と同じくらいの威力を出せるように修行するだけです」
「しばらく、日本旋廻には参戦できなくなるよ?」
「その間に修行しておきます。だから、日本旋廻のあとに俺は備えます」
「仮に日本旋廻で凪澤を倒せたとしてもその後に何かが絶対に起こる。その時、俺は死んでいるかもしれない。俺はお前に俺の全てを託すよ。それでもいいかい?」
「いつか、俺が必ず、鳩術を修得してみせます」
「ははッ、さすがは、俺の一番弟子だッ!」
・・・・・・いつまでぶっ倒れてるんだよ、俺は。鳩山さんは、もういないんだぞ?いつまで、現実を受け入れない気だ?いい加減にしろよ、俺。あの人の術を引き継ぐのは、一番弟子の俺だろ?あの人に届かなくとも、あの人に近づけるように、俺は修行したんだ。今の俺ならできるッ!!俺は再び、立ち上がった。
「へ~、そんなにボロボロになってまでも立ち上がるんだ」
「テメェが何者かなんて知らねぇ。でも、人を傷つけたなら、悪い幽霊だ。俺はそんな悪霊を祓う組織GEAの祓い師・新木 士郎だッ!!師匠、鳩山氏の術を引き継ぎ、お前を斬るッ!!」
「折れた刀で、どうやって俺を斬るんだよッ」
「言っただろ、術を引き継ぐって。鳩術・奥義・十天鳩々刀ッ」
折れた刀身は新たな姿へと変わった。
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