183 / 225
第3章 選抜会編
第183話 盤楽遊嬉
しおりを挟む
平将門の効果は相手に恐怖を与えるというものだが、使用者が対象に対して恐怖心を持っていると、対象には効果がなくなる。さらに、平将門や他の者にしても、その効果付与時間は1分という制約がある。この1分が終われば、効果付与は強制的に自動解除される。しかし、効果は重ねて使用することが可能である。
「猜怨術・菅原道真ッ、猜怨術・崇徳天皇ッ」
「雷と炎を同時にッ!?やるなッ、ならば、弓術・轟焼矢ッ」
炎を纏った大量の矢がアルドーラに向かって飛んだ。アルドーラはそれらをかわし、本郷へと近づいた。そして、至近距離で、雷を含む火の玉を本郷に打った。本郷は咄嗟にしゃがんだ。しかし、
「猜怨術・平将門」
恐怖で本郷が怯んだ。アルドーラは本郷に雷を落とそうとした。この時、本郷の脳内にはある賭け作戦が思い浮かんでいた。それは、ある特殊な矢を自身の真上に撃つことだ。本郷は自身の霊気で作成した相手の術を吸収できる矢を真上に撃った。アルドーラが本郷の予想通り、雷を落とす。本郷はニヤリと笑った。雷が矢に当たった。矢はその雷を吸収し、そのまま落ちてきた。そして、矢が地面に刺さった瞬間、本郷とアルドーラの全身に物凄い電撃が走った。
「くッ!!」
「平将門で俺を止めて、お前は崇徳天皇の力を使えばよかったんだよ。雷を落としたことがお前の敗因だッ」
痺れに耐えながら、本郷が弓を構えた。
「弓術・海火矢」
その矢は、その場で爆発した。アルドーラが吹っ飛んだ。
「ケホッ、ケホッ、最後の、賭けだったんでしょ?」
「あぁ、その通りだ。お前が崇徳天皇の力を使っていれば、俺は負けていた」
「それにしても、あなたタフですネ」
「1回目の菅原道真の攻撃で、霊気を纏っておけば、ダメージ軽減できるかなと思ったんだ。だから、耐えれたんだよ」
「教師というものは、賢いですネ」
「教師が賢いんじゃねぇよ。たまたま、今日は頭が冴えただけだよ」
「第二試合、勝者・本郷 柴三ッ」
アナウンスが入った。こうして、第二試合が終了した。
「猜怨術・菅原道真ッ、猜怨術・崇徳天皇ッ」
「雷と炎を同時にッ!?やるなッ、ならば、弓術・轟焼矢ッ」
炎を纏った大量の矢がアルドーラに向かって飛んだ。アルドーラはそれらをかわし、本郷へと近づいた。そして、至近距離で、雷を含む火の玉を本郷に打った。本郷は咄嗟にしゃがんだ。しかし、
「猜怨術・平将門」
恐怖で本郷が怯んだ。アルドーラは本郷に雷を落とそうとした。この時、本郷の脳内にはある賭け作戦が思い浮かんでいた。それは、ある特殊な矢を自身の真上に撃つことだ。本郷は自身の霊気で作成した相手の術を吸収できる矢を真上に撃った。アルドーラが本郷の予想通り、雷を落とす。本郷はニヤリと笑った。雷が矢に当たった。矢はその雷を吸収し、そのまま落ちてきた。そして、矢が地面に刺さった瞬間、本郷とアルドーラの全身に物凄い電撃が走った。
「くッ!!」
「平将門で俺を止めて、お前は崇徳天皇の力を使えばよかったんだよ。雷を落としたことがお前の敗因だッ」
痺れに耐えながら、本郷が弓を構えた。
「弓術・海火矢」
その矢は、その場で爆発した。アルドーラが吹っ飛んだ。
「ケホッ、ケホッ、最後の、賭けだったんでしょ?」
「あぁ、その通りだ。お前が崇徳天皇の力を使っていれば、俺は負けていた」
「それにしても、あなたタフですネ」
「1回目の菅原道真の攻撃で、霊気を纏っておけば、ダメージ軽減できるかなと思ったんだ。だから、耐えれたんだよ」
「教師というものは、賢いですネ」
「教師が賢いんじゃねぇよ。たまたま、今日は頭が冴えただけだよ」
「第二試合、勝者・本郷 柴三ッ」
アナウンスが入った。こうして、第二試合が終了した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる