桜は雪と舞い踊る

高校生の冬弥(とうや)は同級生の春真(はるま)に告白をした。翌日、返事をくれるといった彼は、それを告げることもなく、いなくなってしまったのだ――

次の夏。ある日突然に現れた春真は告げる。
「天使に時間をもらった。この世界で生きられる期間は次の春まで。」
楽しい日々を過ごしつつも、肝心なところには触れることのできないふたり。
ある時、冬弥はしびれを切らして彼に詰め寄った。
「自分とは恋人になれないのか。その気がないなら優しくしないでほしい。」
それを聞いて、彼が言った答えとは
これはとある夏から春の日々のこと。
生者と死者の恋の話。

※ボーイズラブ作品です。苦手な方は注意してください。
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