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アルテミス王子の良いところ
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「あー…アルテミス君。君はもう少しみんなと仲良くするようどうかな?ほら、初日からクラスのみんなが怖がっているわけだし…私も君の担任になり光栄な事だけど、ほら、色々と上手く過ごせるようにさ、協調性をもう少し、ティラミス王子みたいな!ね?」
「……それで先生は何をおっしゃりたいかよくわかりませんが、どうせ母上から言われているのでしょうね。…俺を監視をしろと」
「え!?あ、いやいやいや、えと、私はただね、王太子となる方なのであればティラミス王子のようにもう少しー」
「………。」
この担任も俺の目を合わせてくれない。目を逸らし話続けるこの人と話ても意味はないな。
「…それでは失礼します」
「え、あ!ちょっと!まだ話がー」
そう黙ってアルテミス王子は職員部屋から出た。
アルテミス王子が先生に呼ばれている間に、私はテラスで待てと言われて、トランスとセイラ様と一緒にチーズケーキを食べていた。やはりチーズケーキ…美味しいです!濃厚なのに後味はさっぱり!!どうやら王宮のチーズケーキを学園のカフェテラスでも食べれるようにアルテミス王子が手配をしてくれてたみたいです。
「え?アルテミス王子の…良いところをクラスのみんなに教えてあげたい、ですの?」
「はい、アルテミス王子をよく思ってない方が沢山います」
セイラ様は、ふうとため息を出しながら紅茶を飲んで
「私の家もどちらかというと、アルテミス王子派ではありませんわ。周りを見てもティラミス王子を王太子に、次期国王にという声が大きいですもの」
「あー、俺もそうだった。アルテミス王子をいじめれば、なんかご褒美もらえてたわ」
「トランス様、それ今何気に重要な事おっしゃってません?ご褒美ってなんですの?」
そうセイラ様がトランスに聞くとトランスはキョトンとした顔で話しだす。
「え?だから、アルテミスは駄目な王子とか言いふらしたり、いじめれば王妃からご褒美貰えてたーって、ひっ!ルナ兄貴!目が怖いっす!すいませんすいませんすいません!もう俺はルナ兄貴派なんでー!」
「トランス…貴方は黙って腕立て100回」
「あ、はい…」
トランスには少しお仕置きが必要ですね。それにしても…オッドアイが故にみんなに不気味がられ、母親から嫌われ、王太子としての信用がない。そんな自分に自信がない時ヒロインに励まされて、王子は自信を取り戻すシーンはあるけれど…どうも王妃はアルテミス王子を亡き者にしようと企んでいる。自分の息子を化け物だと罵る事は許せませんっ!ただ…できたらお互い和解はして欲しいですね。原作では最後までずっとお互い目を合わせず、話しもしないままて終わったし…
「アルテミス王子は良いところ沢山あるんですがね…みなさんにわかって欲しいものです」
そうしょんぼりとしながら、チーズケーキをたらふく食べているルナにセイラとトランスは
「では、アルテミス王子の良いところはなんですの??因みに私はルナ様の素敵なところは沢山言えますわ!」
「ゼーハー…くっ…腕が…あ!因みに俺だってルナ兄貴のいいとこー」
「トランス、まだ腕立て半分もいってないです。サボらない」
「ハイ…ゼーゼー…」
「そうですね、アルテミス王子は……私よりもお掃除も出来きるんですよ。洗濯のたたみ方も綺麗ですし、私が好き嫌いするときちんと叱ってくださり、おやつの食べすぎなど注意をし、栄養にお詳しいです。多少小言はうるさいですが、とてもお優しい王子です」
ドヤ顔でアルテミス王子について語ったの何故かセイラ様とトランスは
「「……いや、それ立派な保護者ね(だ)」
何故???
「ルナッ!チーズケーキ食べ過ぎだ!」
後ろを振り返るとアルテミス王子が怒りながらツカツカと歩き、ポケットにあるハンカチを取り出して
「…ちっ、ほら、口のまわりが汚れてる」
慣れない手で優しく拭き取るアルテミス王子は…
「ふふ…」
「あ?なんだ。」
「ほら、お二人共、アルテミス王子は優しいでしょう?」
ニッコリ微笑みそう教えたら、セイラ様とトランスはアルテミス王子に
「一応聞くが、アルテミス王子が主なんだよな?」
「まるで、保護者ですわ」
アルテミス王子は深いため息をだしながら
「……一応…おれの執事…の筈なんだが…だからもう食べるな!太るぞ!」
さて、チーズケーキを美味しくいただいたので少しティラミス王子はどのお考えか少し探りにでもいったほういいかもしれません。
…ヒロインが現れるまでもう少し、もう少し執事頑張ります!
「……それで先生は何をおっしゃりたいかよくわかりませんが、どうせ母上から言われているのでしょうね。…俺を監視をしろと」
「え!?あ、いやいやいや、えと、私はただね、王太子となる方なのであればティラミス王子のようにもう少しー」
「………。」
この担任も俺の目を合わせてくれない。目を逸らし話続けるこの人と話ても意味はないな。
「…それでは失礼します」
「え、あ!ちょっと!まだ話がー」
そう黙ってアルテミス王子は職員部屋から出た。
アルテミス王子が先生に呼ばれている間に、私はテラスで待てと言われて、トランスとセイラ様と一緒にチーズケーキを食べていた。やはりチーズケーキ…美味しいです!濃厚なのに後味はさっぱり!!どうやら王宮のチーズケーキを学園のカフェテラスでも食べれるようにアルテミス王子が手配をしてくれてたみたいです。
「え?アルテミス王子の…良いところをクラスのみんなに教えてあげたい、ですの?」
「はい、アルテミス王子をよく思ってない方が沢山います」
セイラ様は、ふうとため息を出しながら紅茶を飲んで
「私の家もどちらかというと、アルテミス王子派ではありませんわ。周りを見てもティラミス王子を王太子に、次期国王にという声が大きいですもの」
「あー、俺もそうだった。アルテミス王子をいじめれば、なんかご褒美もらえてたわ」
「トランス様、それ今何気に重要な事おっしゃってません?ご褒美ってなんですの?」
そうセイラ様がトランスに聞くとトランスはキョトンとした顔で話しだす。
「え?だから、アルテミスは駄目な王子とか言いふらしたり、いじめれば王妃からご褒美貰えてたーって、ひっ!ルナ兄貴!目が怖いっす!すいませんすいませんすいません!もう俺はルナ兄貴派なんでー!」
「トランス…貴方は黙って腕立て100回」
「あ、はい…」
トランスには少しお仕置きが必要ですね。それにしても…オッドアイが故にみんなに不気味がられ、母親から嫌われ、王太子としての信用がない。そんな自分に自信がない時ヒロインに励まされて、王子は自信を取り戻すシーンはあるけれど…どうも王妃はアルテミス王子を亡き者にしようと企んでいる。自分の息子を化け物だと罵る事は許せませんっ!ただ…できたらお互い和解はして欲しいですね。原作では最後までずっとお互い目を合わせず、話しもしないままて終わったし…
「アルテミス王子は良いところ沢山あるんですがね…みなさんにわかって欲しいものです」
そうしょんぼりとしながら、チーズケーキをたらふく食べているルナにセイラとトランスは
「では、アルテミス王子の良いところはなんですの??因みに私はルナ様の素敵なところは沢山言えますわ!」
「ゼーハー…くっ…腕が…あ!因みに俺だってルナ兄貴のいいとこー」
「トランス、まだ腕立て半分もいってないです。サボらない」
「ハイ…ゼーゼー…」
「そうですね、アルテミス王子は……私よりもお掃除も出来きるんですよ。洗濯のたたみ方も綺麗ですし、私が好き嫌いするときちんと叱ってくださり、おやつの食べすぎなど注意をし、栄養にお詳しいです。多少小言はうるさいですが、とてもお優しい王子です」
ドヤ顔でアルテミス王子について語ったの何故かセイラ様とトランスは
「「……いや、それ立派な保護者ね(だ)」
何故???
「ルナッ!チーズケーキ食べ過ぎだ!」
後ろを振り返るとアルテミス王子が怒りながらツカツカと歩き、ポケットにあるハンカチを取り出して
「…ちっ、ほら、口のまわりが汚れてる」
慣れない手で優しく拭き取るアルテミス王子は…
「ふふ…」
「あ?なんだ。」
「ほら、お二人共、アルテミス王子は優しいでしょう?」
ニッコリ微笑みそう教えたら、セイラ様とトランスはアルテミス王子に
「一応聞くが、アルテミス王子が主なんだよな?」
「まるで、保護者ですわ」
アルテミス王子は深いため息をだしながら
「……一応…おれの執事…の筈なんだが…だからもう食べるな!太るぞ!」
さて、チーズケーキを美味しくいただいたので少しティラミス王子はどのお考えか少し探りにでもいったほういいかもしれません。
…ヒロインが現れるまでもう少し、もう少し執事頑張ります!
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みんなの感想(9件)
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ラブコメというより、ギャグ小説でしたのね、、、
ルナ面白いです!
次の更新楽しみです!!!
ありがとうございます😊更新またするよう頑張りますっ
お久しぶりです!
更新待ってました!
続き楽しみです(*^^*)
( ̄∀ ̄)!待たせててすいませんでした!またぼちぼち更新いたします!ありがとうございます😊