からたちの道を君と二人で歩いていた
いつもの放課後。帰り道。僕は親友と二人で歩いてゆく。
からたちの生け垣の向こうから聴こえてくるのは、カノン。
──違うだろ。これは輪唱の曲だよ。
小さな諍い。少しずつ覚える違和感。ねえ、僕たちずっと二人だけだった?
僕はキミと歩いてゆく。
からたちの生け垣の向こうから聴こえてくるのは、カノン。
──違うだろ。これは輪唱の曲だよ。
小さな諍い。少しずつ覚える違和感。ねえ、僕たちずっと二人だけだった?
僕はキミと歩いてゆく。
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永遠に続く世界をただ書きたくなって書いたお話でした。幸とか不幸とかの感情が起こる手前でループする世界。
そこに怖さを感じていただき、嬉しいです。感想、ありがとうございました!
黄昏時をふらふらと歩いている二人連れが目に浮かびました。確か、逢魔が時とも言いましたね。
感想もらえると思わず、油断していて返信遅れました。スミマセン!
逢魔が時とか、残暑の夕暮れとか、なんかゆらゆらした感じがいいなぁと思って書きました。
夏が過ぎた頃、ふとこの話を思い出してもらえると嬉しいです。
退会済ユーザのコメントです
ありがとうございます!
ホラーと言いつつ怖さ度はカレールウでいったら甘口ですが、それでも雰囲気を楽しんでいただけたらと。
読んでもらえて嬉しいです!!