焔ノ乙女 〜紅に染まりて〜

【毎週月曜日・水曜日・金曜日 20時頃更新】

「誰かのものになる夜。でも私は、“誰のものにもならない”と決めた」

古のムラでは、年に一度、《ウタガキ》と呼ばれる夜祭が催される。

そこでは、まだ“誰のものでもない”乙女たちが、男と一夜を過ごすことが許される――

ただし、それは“誰かのものになる”前夜にすぎない。

主人公・ナギは、その夜、愛する幼馴染と一夜を交わした。

だが翌朝、彼女の運命は無惨に引き裂かれる。

ムラの支配者《ムラオサ》に差し出され、
やがて強国・ツワナのオオキミの元へ――
その身体は、快楽と政略の道具として、他者の欲望に翻弄されてゆく。

命じられる悦び。
求められる悦び。

そのすべてが、“誰かのもの”としての悦びだった。

だが、ナギは違った。

支配されるために抱かれるのではなく、
快楽に溺れるふりをして、男たちを呑み込んでゆく。

――この世の理(ことわり)を、変えるために。

愛する人との記憶を胸に、女たちが使い捨てられる結婚制度を変えるために――

ナギは、焔のようにしなやかに、したたかに、宮廷の中で頂点を目指す。

快楽と策略、愛と裏切り、血と運命。

女たちの美しさと痛みを描く、土俗ファンタジー×和風官能譚。

女主人公最強 × 宮廷陰謀劇 × 古代風エロス叙事詩

読めばきっと、「女であること」の意味が、
あなたの中で何かを揺らすはずです。

――武蔵ペンテン、渾身の一作。
ここに開幕。
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