白き翼と世界の記憶

Daisy

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でも頼れるのはこの人だけなんだ。
そして確かめたいことがある。


「一ついいですか?
ドミニクさん、見えてますよね?」


リリとルルを前に出し聞いてみた。

2人はドミニクさんを目の前にして騒いでいるが、ごめん、と心で謝った。


「勿論。見えているよ。僕にはね。」


僕には……?


『やっぱり見えているわよ!
どうして!?』


「やっぱりって、アンジュ族には見えるんじゃないの?」


『僕達そんなこと言ってないよ。』

……確かに言ってないような。


「本当は見えないはずなの。
でもこの変……彼には見えているわ。
何故のかしら?」


今、リリ、ドミニクさんのこと変人て言おうとしてたな。




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