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指二本※

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ベルは胸の突起を気に入ってしまって、そこを執拗に嬲られる。

「ふっん、あっよせっ!もう・・・やだっ」

胸からジンジンと気持ちよさが広がっていく。

普段、触らない箇所だから、ぷっくり赤く膨れてしまった。

その膨れた乳首をクリクリされると、身体もビクビクと反応してしまう。


ベルの手が勃ちあがった陰茎をスルリと撫ぜてその下の部分に手が添えられたのをボーっと見てしまう。

「あ?」

つぷん。とベルの指の先がお尻の中に入った。

ハッと気が付いて、慌てて逃げようとすると顎に手を固定された。そのままグイっとベルの方に顔を向かされ覆ってきたベルの口に抗議の声は塞がれる。

「んーーーーーー!?」

ぐぅっと指が入ってくる。この前は一瞬の事だったけど、今回は違う。長い指が全部入ってしまった。


ベルの激しいキスに飲み込まれているうちに、指が内部を広げるようにぐるりとかき回す。

「ひうっん、ん、うぅー・・・っ」

今度は指がお腹側を撫ぜるように出し入れを始めた。

「!?」

ある一点をベルの指が掠めた瞬間、身体が驚いた。その位置を把握するように数回指が出し入れされる。

「あ!?へっん!?ん!?」

見つけた。と言うように、そこをくぅっと指で押される。

そこばかりに気をやっていると、キスが深まってきてベルの舌が沢山動いて口の中も気持ちがいい。

お腹がきゅうっと熱くなって怖くなる。ベルの手を掴み爪でひっかいた。

キスしているベルの口から笑みを感じた。

「ふっあぁああ、な、何、何!?や、やだっ!!」

ぐぅうっと二本目が挿入された。

あまりに驚いて上体が反れた為、ベルの唇から離れた。

「やめろっ馬鹿!!二本も入らねぇってっ!!ぁあー・・・。」

泡まみれで、ぬちゅっという音を立てて、指二本が中に入った。

石鹸のせいで痛みは全くなかった。

「痛くないでしょう?」

無性に腹が立って、ベルの手をつねった。

「やだっ!抜けって。」

そのままベルの手を両手でグッと抜こうとするのに、びくともしない。

そんな俺に反抗して二本の指が動きだし、さっきの気持ちいい部分に押し当てられた。

「んっふっあぁああ、やめ、ナニ!?」

トントントンと二本の指で確実に気持ちいいポイントをノックする。

「あぁん、あっそこぉ、押さない、んあっやだぁ!!」

感じた事のない気持ちよさが響いて、いやいやと首を振る。

「ヤスさん、感度いいですね。その調子なら、お尻でイケるようになるのも早いですよ。」

「ひっんぅんっ!」

強めに指が押し込まれた。

その瞬間、触られていない前がトプゥっと先走り液をこぼした。

「へっ?なぁ、に?なに?」

その快感にびっくりして、くるりと後ろに振り向いた。ベルは、俺の驚いている顔にちゅっと軽めのキスを落とす。


「あぁ、10年前は痛いだけでしたもんね。本当は前立腺もこんな風に触ってあげたかった。気持ちいい顔をずっと見たかったんです。」

「あ、ふっん、あっやだ、ジワジワするからぁ。」

「お尻で気持ちよくなっているヤスさんをずっと想像していましたが、想像より遥かに可愛い。」

お尻の中がムズムズする。

前・・・前、触りたい。

俺は我慢できなくて、自分の陰茎に触れた。

先走りでグシャグシャになっている。

「・・・っ。」

「オナニーまで見せてくれるんですか?」

ふふっと笑われて恥ずかしいけど、股間がうずいて我慢できない。


俺が擦っている同じリズムで、お尻に入っているベルの指が出し入れする。

なんて、いやらしい奴なんだよ。

「んんっふぅーっあーっ。」

石鹸と体液でぬるぬるして、出し入れしている指が引っ掛かりなく動く。

痛くないし、気持ちいい。

ベルの指を締め付けながら少し擦るだけで射精した。


射精感の気持ちよさのままに、茫然としているとベルが俺の腰を持って立ち上がらせた。

「手すりにつかまって。」

風呂場の手すりに手を誘導されて、ベルの身体が俺の背中にピッタリくっついた。

「ふあっ?」

「そのままで。」

後ろで興奮して息の荒いベル。

ドクドクと音を感じるくらい膨れ上がった陰茎を俺の尻に擦りつけられる。

「あっ!」

「入れませんから。大丈夫。そのまま気持ちよくなるだけ。」

俺の不安を先に押しつぶすように声をかけ、尻の間でベルの陰茎を挟んだ。

ゆすゆすと俺の反応を見るように前後に動き始めた。

素股・・・。ベルのちんこが大きくて前後に擦られると、俺の陰茎も一緒に擦られているみたいになって、またビクビクと勃ちあがった。

くっと尻を突き出すようにされて、激しいピストンに身を震わせる。指が尻の蕾をクリクリとその感触を楽しむみたいに触れ、少しずつ少しずつ深く指を挿れていく。

「あぁ~・・・ん、うぅ。」

その指が奥へ入っていくことに下半身全体がズーンと重い快感が広がる。

「僕の指を上手に食べてくれていますよ。」

「あぅん、ばかぁ、そこばっかり押さ、ないでぇ・・・っ」

腰を激しく打ち込まれながら、ベルの指を深く咥え込まされるとなんだか疑似セックスをしているみたいな気分になってきた。

「んっんあっも、もうっ!!」

「・・・くっ。」

俺の尻にドロッと温かいモノが尻に伝い、ベルが達したことが分かった。

その後、抱きしめられて俺の陰茎を大きな手が包み擦られて二度目の射精をした。


はぁはぁはぁっとお互いの大きな呼吸だけが聞こえる。



先にベルが動き出して、俺を再び洗ってくれた。今度はいやらしくない手つきだった。なんだよ。やっぱりさっきのは邪な考えがあっての手つきだったんだな。

そうだとは思っていたけど。

甘い雰囲気にムクムクと腹が立ってくるのと同時に後悔も湧いてくる。

「やめろっもう、触るなっ!」

ベルが俺を触るのを拒否して、風呂場から出た。





次の日の朝、執事さんに契約書を破った事を伝えた。

ベルも遅れて俺の元へやってきたので、丁度よかった。

「すみません。契約書は破棄させてもらいました。もう、ベルの嫁ではありません。この話はなかったことにしてください。」

契約書破いたとベルに知られたら軟禁とかされちゃうかと恐ろしく思って逃げたけど、昨日の様子じゃそんな事もなかった。

俺の考えすぎだったんだ。

初めから素直にこうして正直に伝えるべきだった。



執事さんは、え!?と驚いた。

それから、ベルの顔を呆れたような顔をして見た。

執事さんを呆れさせるって何したんだ?


「ヤス様・・・。初めにお伝えすべきでしたね。こちら複写になっております。上の一枚目は元々ヤス様に返却予定でして、複写側はこちらで預かっております。」

「え?・・・婚姻届けなのに複写ですか?」

「えぇ、改ざんされないように魔法印が特別に入っておりまして、複写の方は素手では破る事は出来ません。」

「・・・・へ。」

執事さんが、困った顔をしている。

俺は、ベルを見た。

お前、契約書破いたって拗ねてただろう!?え!?俺の気のせいか!?もう一枚書いてほしいって言わなかったっけ?


「複写はヤスさんの直筆じゃないでしょう。直筆の方は僕の宝物だったんですよ。なのに破かれてショックでした。」

ベルがにっこり笑っている。こ・・・この確信犯めっ!!



「これからも(一生)よろしくお願いします。」

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