スグルとサエコと廃墟と宝物の夏

ほんの少し先の未来、ゆるやかに終る世界で、人はどんな風にひと夏の想い出を紡ぐのでしょう。

スグルは、入道雲の下で陽射しを浴びながら、今日も友だちのサエコと一緒に、ゆっくりと滅びていく街を探検する。廃屋に魅せられたスグルは、打ち捨てられた家に忍び込んでは、サエコが止めるのも聞かずに残されたものを拾い集め、そして……。

すべてが失われ衰えていく中にも、きっと日々の喜びや幸せは残っている。そんな想いを物語にしました。
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