死に戻ったらしい平凡従者は悪逆皇子の執着から逃げられない。
【孤独な悪役皇子×死に戻りの従者】宿命を切りひらく中華風ファンタジーBL
運命の皇子と司命星君の御使いとがつがうとき、悪しき魔尊は打ち破られる――……。
そんな伝説が残る大国・脩(しゅう)。その国の第四皇子・顧魁生(こ・かいせい)は、顔の左側に痣があり、生まれつき魔を宿すと忌まれていた。
そんな皇子の従者だった裴承昱(はい・しょういく)は、国家に背く罪を犯した皇子に連座となり、首を斬られた――……はずだった。
が、気づけば、主に仕えはじめたその日に戻っていた。
――二度と、あんな理不尽な死に方はごめんだ。
皇子の傍を離れる機会をうかがう承昱だったが、不遜で傲慢と噂の皇子は、褒めれば耳まで赤くして顔を背け、黙り込んでしまうような不器用な面を持っていた。
「俺は最近、どうやったらお前が褒めてくれるか、いつも考えてる」
(ん? 悪逆皇子はどこ行った? この方、ただの寂しがりの大型犬では?)
いつの間にか懐かれ、頼られ、いつしか承昱は皇子から離れがたくなっていく。
しかし、狩猟の儀に魔獣が現れたことをきっかけに魔尊復活の兆しがささやかれはじめ、運命の日は刻一刻と近づいていて――……。
逃げたい従者と離したくない皇子、すれ違う想いの行方は――……?
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