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実家に帰ります!
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さて、そろそろこの城からもおさらばしてもいいだろう。僕のすべき事はしたし。大好きな兄様と姉様が待つ実家に戻るぞ! はぁ~、テンションが爆上がりしそうだよ! まずは二人にから抱擁を受けて、お話をして、一緒にお茶して、一緒に昼寝をするんだ! 楽しみすぎて仕方ないよ!
「アル、なんだか楽しそうだね」
「そうかな、シフォンの勘違いじゃない?」
「なら、なんで鼻歌を歌っていたんだ」
「え?」
あらー、シフォンがイライラしている。
僕が帰れるのを楽しみにしているのがバレバレだったか。
楽しみにして何が悪い! 美しい人を見るのは楽しみじゃないか! シフォン達の王族とは違う美形と美人、見慣れているが、やはり近しい身近な美形と美人に心は奪われるものだ。だから、姉様と兄様に心を奪われて仕方ないことなんだよ!
「楽しそうだな、俺と離れるのに。俺は寂しい」
「そんな事ないだろう? 他国の王族のお姫様と会う事があったり、貴族会のパーティに呼ばれているらしいじゃにないか! 楽しんでこいよ!」
「なんで、そんなに嬉しそうに言うんだ? 俺の心を知っていてそんな態度なんて、なんて人だ。俺は一生、アルのものなのに」
「あー、そうだね。僕もシフォンのものだよ」
そんな事はあり得ないけど、周りにメイドとかがいる廊下で話す話か? もっと場所を考えてくれよ、シフォン!
「本当か!」
「あぁ」
なんで、そんなに嬉しそうにしているんだ。あぁー、まぁ演技だから大袈裟ぐらいが丁度いいのか。なるほどね、さすが王族。人を騙すのも本気ですか!
「一回、実家に戻ってちょっといろいろと調べたい事があるから、シフォンとは会えない事もあるかもだけど、体調には気をつけろよ」
お前が体調を崩して見舞いに行かなかったら、婚約者としてヤバいからね。
「あぁ、そんなに心配してくれて嬉しいよ、アル」
うん、頬を染めて俺に優しく笑いかけるな。本当に僕を好きそうに見える。まぁ、演技ですよね。そうですよね。
「会えなくても、アルの事を想っているからな、アルも俺を考えてくれよ」
「あぁ、もちろんだよ」
なんか、演技が本気っぽくてドキドキとあらぬ心配をしそうになる。流石、シフォン。どんな時も手抜きはないんだな。僕も演技をうまく出来ようにならないとな。
さて、姉様と兄様に婚約者に立候補した人間が貴族の奴ら現れたと、母上からきた手紙に書いていあった。
よし、どんな奴らか徹底的にチェックだな。
僕の姉様と兄様に相応しい人なんてそうそういないからな。
あの美貌に性格もよく頭の回転もよく、運動神経もよく、パ―フォクトの二人。
そんな完璧な兄様と姉様の横に立つんだから、凡人何てもっての他だ!
だが、二人の幸せにできそうなら考えても良いと思っている。
僕では、兄弟や家族までで、恋人や婚約者にはなれないからな。
いつか、誰かのものになってしまうけれど、その相手は二人を幸せにしてくれる人。
王族のあの双子ではないのは確かだ!
よし、実家に戻ったらいろいろと調べてあげてやるぜ!
それが、僕に出来る二人のためになる事だから。
「アル、なんだか楽しそうだね」
「そうかな、シフォンの勘違いじゃない?」
「なら、なんで鼻歌を歌っていたんだ」
「え?」
あらー、シフォンがイライラしている。
僕が帰れるのを楽しみにしているのがバレバレだったか。
楽しみにして何が悪い! 美しい人を見るのは楽しみじゃないか! シフォン達の王族とは違う美形と美人、見慣れているが、やはり近しい身近な美形と美人に心は奪われるものだ。だから、姉様と兄様に心を奪われて仕方ないことなんだよ!
「楽しそうだな、俺と離れるのに。俺は寂しい」
「そんな事ないだろう? 他国の王族のお姫様と会う事があったり、貴族会のパーティに呼ばれているらしいじゃにないか! 楽しんでこいよ!」
「なんで、そんなに嬉しそうに言うんだ? 俺の心を知っていてそんな態度なんて、なんて人だ。俺は一生、アルのものなのに」
「あー、そうだね。僕もシフォンのものだよ」
そんな事はあり得ないけど、周りにメイドとかがいる廊下で話す話か? もっと場所を考えてくれよ、シフォン!
「本当か!」
「あぁ」
なんで、そんなに嬉しそうにしているんだ。あぁー、まぁ演技だから大袈裟ぐらいが丁度いいのか。なるほどね、さすが王族。人を騙すのも本気ですか!
「一回、実家に戻ってちょっといろいろと調べたい事があるから、シフォンとは会えない事もあるかもだけど、体調には気をつけろよ」
お前が体調を崩して見舞いに行かなかったら、婚約者としてヤバいからね。
「あぁ、そんなに心配してくれて嬉しいよ、アル」
うん、頬を染めて俺に優しく笑いかけるな。本当に僕を好きそうに見える。まぁ、演技ですよね。そうですよね。
「会えなくても、アルの事を想っているからな、アルも俺を考えてくれよ」
「あぁ、もちろんだよ」
なんか、演技が本気っぽくてドキドキとあらぬ心配をしそうになる。流石、シフォン。どんな時も手抜きはないんだな。僕も演技をうまく出来ようにならないとな。
さて、姉様と兄様に婚約者に立候補した人間が貴族の奴ら現れたと、母上からきた手紙に書いていあった。
よし、どんな奴らか徹底的にチェックだな。
僕の姉様と兄様に相応しい人なんてそうそういないからな。
あの美貌に性格もよく頭の回転もよく、運動神経もよく、パ―フォクトの二人。
そんな完璧な兄様と姉様の横に立つんだから、凡人何てもっての他だ!
だが、二人の幸せにできそうなら考えても良いと思っている。
僕では、兄弟や家族までで、恋人や婚約者にはなれないからな。
いつか、誰かのものになってしまうけれど、その相手は二人を幸せにしてくれる人。
王族のあの双子ではないのは確かだ!
よし、実家に戻ったらいろいろと調べてあげてやるぜ!
それが、僕に出来る二人のためになる事だから。
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