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第二章 彼は呪いの子?

10.開かれた足※

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 シエラに促されてとりあえずスカートをたくし上げたままダイニングチェアーに座ったものの恥ずかしくて足を開けずにいた。

 でもやらなければ。

 シエラの裸を覗き見たことを司祭様に告げられてしまっては、修道女たちにも噂はすぐに広まるだろう。
 そうしたら私はきっとみんなの笑いものになってしまう。
 そんな屈辱耐えられない。

 意を決し、私はぴったり揃えていた両ひざをこぶし一つほど開いた。
 空気に触れて濡れた花弁の辺りがヒヤッとするのを感じた。

「これで、もう許して……」

 シエラを見るが彼はため息をついて呆れたような顔で、

「それじゃ何にも見えないよ。見せる気があるなら、こうやってさあ……」

 と私のひざへ手を伸ばした。

「いやあ、やめてっ」

 阻止しようと彼の手をその上から押さえたけれど、彼の力が強くて全然かなわない。
 私の両足は持ち上げられて強い力で左右へ大きく開かれ、ランプの明かりに晒された。

「だめぇっ、見ないでっ」

 彼の顔が私の秘部のすぐ近くに寄った。

「うわ、すごくとろとろ……なんだ、やっぱり俺の裸を覗いて興奮してたんだね」

 死んでしまいたいほど恥ずかしかった。

「訳があるなんて言ってたくせに、体は正直だね。ここ、すごく大きくなってる」

 彼は皮から飛び出し上を向く尖りを指先でつついて、私をからかった。

「ああんぅ、だめぇ」

 私の声を無視して先端に指を置き小刻みに振動させるから、シエラの目の前で体の奥から蜜が溢れる感覚がして恥ずかしさに震えた。

「もう……、いやあ」

 シエラの顔がさらにそこへ近づいた。
 神経が剥き出しになっているかのように鋭敏なそこをシエラの温かく柔らかい唇が包み、ちゅっ、ちゅぅと乳首を吸われたときのように優しく吸われる。

「ああっ、だめ、ん……そんな、ぁあ……、ところ、吸っちゃ」

 強弱をつけて吸われ、舌先でねっとりと押しつぶすように撫でられると気持ちが良すぎておかしくなりそうだった。

「だめって言いながら、汁がすごいけど」

 彼はそこを吸うのを止め、時折舌を秘唇へ這わせわざとピチャピチャ音を立てて溢れ出す蜜を舐めとる。

 どうされてしまうのだろう。
 私は怖くなって胸の十字架を両手で握りしめていた。

「は、あんっ、……ああっ」

 秘口へ唇を押しつけ直接じゅるじゅると音を立てながら愛液を吸われながら指先で花芽をつねられると耐えきれず私は、

「いやぁ、……あはあああんっ!」

 と泣き叫ぶみたいな声を上げて背筋を反らし、体を痺れさせた。透明な汁を噴出して、彼のシャツを濡らした。

「うわ、すご……。気持ちよかったんだね」

 余韻で体をビクビク震わせ、はあはあと荒く呼吸しながら、

「ご、ごめんなさい……」

 と謝る私の唇をシエラは優しく吸った。
 さっきまであんなに意地悪だったのが嘘みたいに、甘い表情で私の目を見つめてきた。
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