聖女の加護

LUKA

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樹齢何百年経ったと言って相応しいほど、見事な楠の大木がそびえたそこは、柔らかな緑の草の絨毯が敷かれ、円形状に開けていた。
 ノームに騙され、迷いの森をさすらう羽目に陥ってしまったネルは――、おまけに、みっともないぼろワンピースに身を包み、足首をねん挫した上、顔や髪を泥土で汚し、これ以上ないみじめと絶望に苛まれたネルは、行き詰まっていた。
 底の見えない暗闇にまみれた森を走り、吹き付ける寒風が身体を定期的に刺してくるので、木の根元に腰を下ろしたネルは、両膝を抱え込むように腕を回し、氷のような冷たさを少しでも妨げようとした。
 しかし、とはいえども、身体はどうしようもなく震え、我慢比べあるいは修行のような過酷なひと時をありありと物語り、なす術ないネルの心は、助けを切実に求めていた。
 もしかしたら、自分はここで死んでしまうのだろうか?
 そのようなことを考える度、背筋が凍った。
 死ぬ?
 だがしかし、それはどうして、何もしていない自分が死ななければならないのか。
 ネルは余りに無情な現実を前に、たとえ一生考えたとしても、その答えが分からない気がした。
 そうだ、彼女は悪いことなど何一つしていない!
 彼女は攫われ囚われた被害者であり、このような不気味な森の真ん中で死ぬには惜しすぎる!
 しかしながら、とはいえども、彼女が無実であろうとなかろうと、死は人々の背後に平等にやって来る。
 だからもし、死が近くまで訪れているとしたら、彼女は一体どのような死に見舞われるのだろうか?
 このように末恐ろしい想像をしてはいけないと、ネルは頭では理解していたと言えども、彼女を取り巻く暴力的な恐慌から抜け出すことは極めて難しく、ネルは悲惨で壮絶な死をイメージした。
 その時、この真っ暗闇な森のどこかで獣の遠吠えが鳴り響き、怯え切ったネルは恐怖の短い悲鳴を漏らした。
 哀れでちっぽけな心臓は、それこそ張り裂けてしまいそうなくらいぱんぱんに張り詰め、手のひらに脈を感じるほど荒々しく打っている。
 恐怖が――、影のように暗くて冷たい恐怖がどこからともなく忍び寄り、大きな手の形をした黒い影が、彼女の細い喉首を掴もうと、今にも襲い掛かろうとしている。
 「~~~いや・・・!」
 堪らず、ネルは恐怖から身を隠すように頭を抱えた。
 恐怖と対面しないよう、ネルは両のまぶたを懸命に閉じた。
 そして、ほんの束の間、一縷の光も届かない閉じた目蓋の奥で、ネルはほんのりと温かなオレンジ色をした光を見た気がした。
 「・・・?」
 固く閉じた目蓋がおずおずと開かれ、ネルは俯き、涙の筋が引かれた面を上げた。
 したがって、逃亡を企てた聖女をようやく見つけ出したアッシュは、オレンジの明かりが灯るおんぼろランプを片手にかざし、その濃い灰色の瞳に、とてつもない驚きに息をのむネルの姿を捉えた。
 「な、何で・・・」
 「さあな。御託は仕置きと一緒に後で聞く。帰るぞ」
 と、動揺も収まらないうちから、淡々と話すアッシュは手を差し伸べたが、仕置きのような恐ろしい言葉を耳にしたネルは、ますます困惑した。
 「い、いやです!行きたくありません!」
 「なら、ここにずっと留まっているか?」
 「そ、それは・・・」
 「いいから来い」
 と言って、アッシュは嫌がるネルの腕をつかみ、引っ張り上げようとした。
 だがしかし――、
 「――っ痛!」
 擦り切れほつれた粗末なスカートの裾の下で、捻った足首から走る鋭い痛みが、足の持ち主ネルに苦悶の言葉を吐かせ、立ち上がらせることを思い留まったアッシュは、表情がやや辛そうに歪んだ聖女へ、濃灰の眼差しを向けた。
 「どうした」
 と訊くも、色々と混乱しているネルの口からは、まともな答えが返ってこず、アッシュは掴んだ腕を離すと、片手で持った古ランプの温かい光を、聖女のほっそりした足首へかざした。
 暗闇の中、挫いたために赤く腫れた足首が、明るい火にぼんやりと照らし出された。
 「・・・痛むか?」
 小さな灯に薄明るく浮かび上がった患部を見据えてから、痛みと不安を湛えた青緑色の瞳と目を合わせたアッシュは、至って穏やかな調子で問いかけた。
 「・・・はい」
 観念したように、伏し目がちのネルは視線を外しながら、素直に答えた。
 「お前らが持つ癒しの力は、自分自身に対して使うことができないのか?だとすれば、不便な能力だな、全く」
 彼らの足元で、青々と茂った芝土に置かれたおんぼろランプが、辺りの濃い闇を心もとない明かりで照らす中、呆れたような声音と共に、微笑みともとれるくらい微妙に、アッシュの唇の両端が上げられるのを、ネルは見た。
 癒しの力――とは一体何のことだろうか。
 またしても、彼女にとって聞き覚えのない単語が登場し、ネルはそれについて尋ねることもやぶさかではなかったが、腰を折って覗き込んでいたアッシュが明かりを手に動き出し、夜と同じ色をした黒いマントを翻して、彼女のもとから去っていくので、機会と思惑は見事に潰されてしまった。
 「?」
 理解の及ばない不確かな碧い目を、ネルがその広い背中へ向ける傍ら、楠の大木が目ざといこの場所を、取り囲むようにはびこった周りの藪や低木目指して、アッシュはすたすたと離れていった。
 何やらかざしたランプの微弱な灯りを頼りに、何かを探している様子のアッシュは、無数の葉が生い茂った草木をがさがさと鳴らし、たくさんの葉がひらひらと地面へ舞い散った。
 やがて一通りざっと探し終えたアッシュは、生えた土すれすれのところからもぎ取り、長くてか細い茎の先に、花占いをするには限りなく小さく、かつ大量にある、白っぽい花弁を備えた控えめな花を手に、ネルがへたばる大楠の根本まで戻ってくると、茎から象牙色の花だけをぶちぶちと切り離し、両手で揉んで、湿り気を帯びてきた花のなれ果てを、ズキズキと傷んだネルの足首へと、勝手に擦り付けた。
 「っ・・・」
 薬のような鼻に付く独特な匂いが立ち上り、ネルは思わず顔をしかめた。
 「これくらい我慢しろ。俺たち魔人は、お前ら聖人族と違って傷を癒す力なぞない。だから間に合わせの手当にしかならん・・・」
 言い終えると、アッシュは自身の屈強な首を覆っていた灰白色のクラヴァットを解き、引き裂いた布で出来合いの包帯を作ると、実に器用な手つきで、すり潰した薬草を塗った上から、挫いた足首にくるくると巻いていった。
 「どうだ。まだ痛むか?」
 と、古ぼけたランプの火だけが、彼らを唯一照らす薄闇のただなか、けがをした彼女のため、自分の衣類を破いて作った包帯を巻き終えたアッシュが、いたわりの顔つきで訊くので、彼に対する邪見な感情が薄らぎ、彼女の中で溶けてなくなりつつあるのが、意識せずともネルには分かった。
 「あ、ありが・・・――っくしゅ!!」
 「ネル、寒いのか」
 「い、いえ・・・」
 と、彼女はとっさに嘘をついたけれども、彼女が今着ている、継ぎが当てられた鼠色のワンピースが、ぺらぺらの粗悪な生地で、それこそ凍りつくような森の夜風を跳ね返せるわけがないと睨んだ、アッシュの聡い目はごまかせなかったし、何より実際、ネルは寒そうに震えていた。
 「手のかかる聖女様だな」
 そして、ごく軽い肯定的なため息をついたアッシュは、翻した闇色のマントと一緒に、座り込むネルを後ろから包み込むよう、木の根元へ腰を下ろした。
 「これで少しはマシになるだろう」
 寒さに震える、華奢で柔らかな聖女を、逞しい彼の両腕の中へすっぽりと収め、アッシュはネルの耳元へ囁いた。
 しかし、とはいえども、寒いからと言って、親しくもない異性に抱かれるのは如何なものかと、真面目なネルは抗議しようと思ったし、事実その言葉が唇まで出かかったのだが、陽だまりで寝転がっている時のように、心も身体もぽかぽかと温まってくるぬくもりは手放すには惜しく、いつまでも浸っていたいような安らぎと幸福が抱擁にはあり、ネルは何も言えなかった。
 「・・・あの・・・。足・・・、ありがとうございます・・・」
 「フフ・・・。憎き魔人に礼を言う聖女か・・・」
 「・・・わたしは聖女なんかじゃありません・・・。ただの人間・・・。普通の一般人なんです・・・」
 「いい加減もうその台詞は聞き飽きた・・・。いいか。誰が何と言おうと、月色の髪、湖のように碧い瞳をしたお前は聖女。それも特別な加護の力を宿した聖女だ、ネル」
 「だったらなおさら人違いですよ・・・。わたしは髪の毛を染めたことなんてないし、カラーコンタクトも入れたことがないんですから・・・」
 「どうしてそこまで意地を張る必要がある?ベッドにいた時のお前は素直で愛らしかったのに」
 ベッド?
 一瞬、聞き捨てならない単語に、ネルはピクリと反応した。
 次いで、そういえば確か一晩だけ、昨夜の記憶がはっきりしない日があったことを、ネルは様々な情報が錯綜する頭の中で思い出した。しかも彼女は、何故だか何も身に付けていなかった・・・。
 「な、何のことですか?」
 「あの晩、お前は猫みたいにやたらとすり寄って、あれだけベッドの中で俺を求めておいて、俺に抱かれたことを覚えていないのか」
 「は、はいい!?」
 「もう忘れてしまったのか。よっぽど俺たちの惚れ薬が効いたらしいな」
 (・・・惚れ薬・・・!?)
 と、驚くネルの耳には聴こえたが、どうもおかしい、彼女の幻聴だろうか?
 「へ、変な冗談はやめてください・・・!そんな根も葉もないこと、信じられません・・・!」
 「ネル・・・。せっかくの誓いを破るような不誠実なお前と違って、俺は事実を偽ることなど、決してしない・・・」
 すると、彼女の身体に巻き付いた腕の力が強まり、まるで大蛇に締め付けられているような圧迫と窮屈を感じつつも、足を捻ったネルは、されるままでいるより他になかった。
 「いや・・・。離して・・・!」
 「いいや、離してやるもんか・・・。忠誠心を欠いたしもべには、罰を与える必要があると思わないか、ネル?」
 「!?」
 そして、彼女を温かく包み込んでいた漆黒のマントが勢いよく翻ったとたん、ネルはアッシュの広大な手のひらとは違う細いものに両の手首を取られ、空中にふわりと浮いたと思いきや、側の楠の大木へ背を預けて立たされた。
 「!? !?」
 自分の身に起きたこともそうだったが、彼女の自由を奪っているものを見上げたネルは、仰天した。
 遥か頭上から、楠の若枝がしなやかに伸びてきて、それこそはめられた手枷のように彼女の手首にまとわり、絡みついていた。
 びくともしない枝は強靭性に富み、すこぶる大きな動揺を抱えたネルは、摩訶不思議な体験に怯えた。
 加えて、目の前で立つ、額の紋章を妖しげに光らせた男は、つるし上げられた彼女を顔色一つ変えずに見つめているので、ネルは処刑を待つ罪人の胸中よろしく、荒れ狂う先の未来に恐れおののいた。
 「!」
 音もなく、手が彼女の顔目がけて静かに伸びてきたため、怯えたネルは反射的にまぶたを閉じたが、手は顔の輪郭に付いた土を優しくはらい落とした。
 「ネル。あの夜を覚えていないのなら、今から思い出させてやる・・・」
 「え――」
 と言いかけたものの、言葉はアッシュの一方的な口づけによって塞がれ、身動きの取れないネルは、侵入してくる唇を許さざるお得なかった。
 「ん・・・。ちょっと・・・、待っ・・・―――」
 「ネル・・・。しもべに待てと言われて、待つ主人がどこにいる?」
 「~~~っん・・・!」
 「念のため言っておくが、抵抗しても無駄だぞ・・・。抗えば抗うほど、枝は解けにくくなるようまじないをかけてある・・・」
 「んん~~~!」
 (・・・そんな・・・!)
 それから、罰という名のアッシュの口づけは執拗に続き、ネルは両手の自由が効かないのをいいことに、緩やかな曲線を描く腰を、筋肉に割れた腹に付くまでピッタリと引き寄せられ、獣のように貪欲に唇を貪られた。
 そのため、薄い唇の皮はふやけ、ずっと開きっぱなしの口や顎は、疲れて痺れるありさま、酸素が十分に行き渡らないネルは、めまいに苦しんだ。
 「ん・・・っ」
 (・・・もう、無理・・・!)
 「どうした・・・。もう音を上げるのか?」
 「~~~!」
 「思い出せ、ネル・・・。あの晩、お前がどんなふうに俺を求めたかを・・・」
 「!」
 と、ネルの甚だ驚いたことに、血の通ったアッシュの温かい手が、いつの間にか鉛色のぼろスカートを捲し上げ、冷たい夜気に晒された彼女の太ももを触れているではないか!
 「ちょ、やめ・・・!」
 「ネル、言ったろう・・・。心身ともに、俺に尽くせと・・・」
 「や、ん・・・!」
 ――そうだ、彼は確かに言ったが、心身ともに尽くすとは、こういうこと・・・・・・を意味していたのだろうか!
 ゆえに、ネルは名ばかりの抵抗を試みたが、かえって手首の縛りをきつくしただけに過ぎなかった。
 「あ、だめ・・・!っそこは・・・っひ・・・♡♡!」
 たちまち、アッシュの温かな指先が、みすぼらしいスカートの奥に隠された、彼女の触れてはならない部分に触れると、ネルの身体に甘い電流がビリビリと走った。
 「・・・思い出したか、ネル。あの夜も、お前とお前のここ・・は――、確かに俺を求めていた」
 「~~~♡♡!!」
 おやおや、一体全体これはどういう状況だろう!
 何故この男は、彼女が彼に抱かれたなどとほらを吹き、約束を破って逃げ出したと言えども、無実で無害な彼女をつるし上げた挙句、手枷で身動きがとれないのをいいことに、このように強引な真似ができるのだろうか?
 そして、何よりもまず第一に、無理やり触られているというのに、どうして自分は快感に悶えているのだろうか!
 「あ、ん・・・♡♡も、やめ・・・♡♡ん―――!」
 と、恥ずかしいやら、はしたなくも気持ちがいいやらで、赤らめた頬で戸惑うネルの懇願をよそに、アッシュは手を止めるどころか、再びネルの唇をかぶりつくように奪った。
 「ン♡♡ん、ンン~~~ッッ♡♡!!」
 すると次第に、アッシュの巧みな指使いに伴い、とろりとした蜜液が内ももをゆっくりと滴ってきたかと思うと、一筋、また一筋と、溢れ出た甘蜜が続々と垂れてきて、ネルの頭の中は目まぐるしく駆け回った。
 「やぁ・・・♡♡!あ・・・♡♡あ、ん・・・っ♡♡!」
 (~~~やばい、だめだめだめ・・・!!)
 上げた両手を拘束され、吊るされたネルは目蓋を固く閉じ、必死に抗った。
 だがしかし――、
 「フフ、馬鹿だな・・・。これ・・は耐えられるものなんかじゃないだろ?ネル・・・」
 と、一見彼女を弄んで楽しんでいるアッシュは、灰色に煌めく瞳で、彼女の潤んだ翡翠色の瞳を覗き込みながら言うので、ネルは堪らず、顔を背けて視線を外した。
 「――そうだ、いい子だ・・・。もう一度、俺の指でイクんだ、ネル・・・」
 と、唇を耳までくっつけたアッシュが、その孔に向かってぼそりと囁いたため、ネルの心臓は不意を突かれてドキリと高鳴り、身体は思わぬ歓喜にゾワゾワと粟立った。
 「~~~ッッ・・・♡♡!!」
 「――イケ」
 「――♡♡!ッッ・・・ん、んん・・・ッ♡♡!!」
 したがって、もろ手を縛られ、自由がろくに効かない全身を、激しい震動と共に、どっと押し寄せる悦楽の甘い波が隅々まで伝わり、ネルは遂に強いられた絶頂を、極度の恥ずかしさと屈辱を感じながら知った。
 すると、魔法をかけられ、あれほどこんがらがり絡まっていた楠の若枝が、まるで彼女の降伏を理解したかのように、見る見るうちに、抵抗する力も気力も失せたネルの手首から容易く解けていくと、身体の安定を失ったネルは、目前のアッシュへぐったりと倒れかかった。
 「~~~!!」
 荒い吐息を小さな双肩でいなし、貧相な古ワンピースに包まれた身体を預けたまま、それこそ顔から火が噴くようなひどい羞恥とばつの悪さに苛まれたネルは、この許しがたいほど身勝手な男の記憶を、今すぐ消してしまいたい気分に駆られた。
 だが――、すこぶる不思議なことに、この男の腕の中の居心地は悪くなかった。
 腕は――、ひょろりと伸びた彼女の頼りないそれと異なり、太く、筋肉質で逞しいアッシュの強健な腕は、いつまでも抱かれていたいような、絶対的な安心感と温かさに溢れていた・・・。
 ああ、そうだ・・・。彼女はこれを求めていた・・・。
 不幸にも、出口が一向に見えない、果てしない迷路のような暗い迷いの深林の中を一人置き去りにされ、身を刻む寒さや不安、そして心細さが、途方に暮れた彼女を情け容赦なく襲っている時、彼女は恐ろしい死に怯えていた。
 だがしかし――、その時、どこからともなくいきなり湧いて出てきたアッシュは、死と彼女の間に立ちはだかり、彼女の恐怖を解消してくれた・・・。
 その上、挫いた足首の手当をしてくれたり、どうしようもないおんぼろワンピースのせいで、凍える彼女の身体をマントと一緒に包み込んで温めてくれたりと、多少・・・いやかなり強引ではあるが、彼は悪いだけの男ではない。
 「・・・帰ります・・・。あなたと一緒に・・・」
 ネルはアッシュと抱き合ったまま、顔を上げずに呟いた。
 「・・・よろしい」
 アッシュは短く答えると、屈んで、もたれるネルを抱き上げた。
 今度は荷物ではなく、きちんと人間を運ぶ礼儀正しい丁寧な抱き方で、ネルとアッシュは、下げたランプがほの明るく照らす楠の大木そびえる窪地を、丈が伸び、影のために濃い緑色に染まった下草を踏んで、後にした。
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