夢と現実と狭間の案内人 [特発性過眠症患者の日常とは]

 助けてください。力を貸してください。

 お願い⋯⋯信じてよ⋯⋯。


 ある時期から、突然強烈な眠気に襲われてしまう体になってしまった、女子高生 若宮咲希(ワカミヤサキ)。

 それは、まるで睡魔に取り付かれてしまったかのように24時間、どんな場所であっても襲ってくる。

 抗う術を求めて、翻弄する日々。

 これは、呪いか?病か?

 やがて、社会人になると、敵は自らの内ではなく、外にいるのだと気づき始める。


 自分が、普通ではいられなくなってしまった時、周りの人たちはどうなっていくのでしょうか?

 家族、友人、恋人、会社の同僚や知人。

 それらは、果たして味方か?それとも⋯⋯。


 常識と言う名の凶器と、真実という名の薄っぺらい盾。

 少しずつ勇気という名の刃を砥ぎ、努力と経験と知識を携え、日常に立ち向かっていくヒューマンドラマ。


 理解されない恐怖と、潰される真実。

 知らないことが時には暴力となってしまう様をご覧ください。


*本作は、作者の体験談を元にしたフィクションにて制作しております。
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