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異世界人を拾う②Sideヴォルティス※

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ミサキのスカートを捲りあげると、そこにはぐっしょりと濡れた白い下着が露になった。中が透けて見え、ミサキの黒い陰毛の中心に淫蟲がもぞもぞと動いているのが分かった。


(もう、認めねばならない・・・)


ミサキはヴォルティスに見られながら達してしまったようで、淫蟲が静かになったと同時に顔を真っ青にしていた。



(ベルマンと、血の契約を・・・したんだな)



魔術師は魔力と交換するために契約するのだが、悪魔は人の弱味につけこんで契約することもある。かなりリスクを負うものなのだが、ミサキは知っていたのだろうか。



「ミサキ・・・言ってくれ。なぜこんなことを・・・」
「それだけは言えない・・・です、ごめんなさいヴォルティス様」



ミサキは頑なに契約内容を言わなかった。ミサキには誰にも言えない秘密があるのだろう。その秘密をベルマンだけが知っていると思うと腸が煮えくりかえった。



「ごめんなさい・・・ごめんなさいヴォルティス様・・・」



ミサキは泣いていた。ベルマンからの要求を聞き出すと、ベルマンに彼女の血を週に一度、欲望を高めた状態で渡すことであった。


「契約は契約だよ。今日も美咲にもらうんだからね!ミサキ、早く部屋に行こうよ!もう僕喉が乾いちゃった」


ベルマンは我慢ができないといった様子でミサキと部屋を出ていこうとする。


(これで・・・いいのか?)



「ま、待て!!」



ヴォルティスは焦って美咲を呼び止めた。



(俺がやろうじゃないか)



他の男に、ましては虫にさえミサキに触ってほしくはない。


(ミサキを高ぶらせるのも、俺だけだ)


ヴォルティスはミサキに付いた淫蟲に魔法を唱え、消滅させた。



「俺が毎週ミサキの最高級の血を摂取しよう。その代わりブラッドドネーターはしばらく呼ばない。今日来ても断っておけ。ベルマン、お前は市販されている缶詰の血で我慢しろ」
「そ、そんなぁ!」
「俺にだまってミサキの血を飲んでいたんだ。俺との契約違反にもなりうる事態だぞ」
「うっ・・・」


上級悪魔との契約に上質な血がいるリスクも分かっていた。しかし悪魔にとっても契約にリスクが伴う。それほどに契約は大事なのである。週に一度上質な血を与えれば毎日の血が多少不味かろうと文句はないだろう。


(文句を言わせない程、ミサキを高めてみせようじゃないか)



「ああ、そうだミサキ。ミサキには俺とも契約が成されてるってことを思い出させてあげよう」


(ミサキ、もう君も逃げられないぞ)



『動くな』



ミサキがこの世界にやって来たときに契った契約。奴隷契約とも呼ばれるその契約は、主導権をもった契約主が命令をすれば、体はその者の意思に従わなければならないというものであった。



(ミサキ、君が嫌だったとしても、この契約で君を縛ろう)









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