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クリスマスの朝に…
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朝目を覚ますと枕元に小さな包装された箱が置かれていた。
…考えることは一緒なんだな…。
嬉しくなりながら、泉の部屋のクリスマスツリーの下にプレゼントを置く。
泉を起こさないようにそっと彼女の眠るベッドに戻る。
毛布を捲ると何も身につけていない泉の胸が見える。
…綺麗だ…
さっとパジャマを脱いで泉の身体を抱く。
「んっ透…寒い…」
泉がくっついて来る。
吸い付く様な泉の肌はとても触り心地が良く、気持ちよかった。
「ごめんね…」
泉が寒くないようにしっかり毛布をかけて抱きしめる。
「透…あったかい…」
泉はそう言いながら微笑んで…再び寝始めた。
暖かいベッドの中で泉と抱き合っているだけで…他には何も要らなかった。
ずっとこのままで居たい…。
隣で眠る泉の寝息に呼吸を合わせて…。
気づいたら再び寝入っていた。
★
「透そろそろごはんにしよう?起きれる?」
泉に起こされて目を覚ます。
「んっ…泉がキスしてくれたら起きる…」
そう言うと泉が照れながら微笑んで…キスしてくれた。
…んふっ…最高に幸せな目覚めだなあ…
「透が昨日作ってくれたごはん…温めたから食べよう?すごく美味しそうで…お腹空いちゃった…」
泉にそう言われて、ものすごく腹が減っていたのに気づく。
…昨日夕飯も食べずに寝たからなあ…。
「っていうか昨日は本当にごめんね。寝落ちちゃって…泉は昨日夕飯どうしたの!?俺用意しておいたの少しは食べてくれた!?」
泉がお腹を空かせながらも我慢して寝たんじゃあ…それが心配になった。
「ううん…昨日夕方透に帰るの遅くなるってメールしたんだけど…やっぱり見てなかったのね…透怒ったんじゃないかって…良かった…。折角夕飯用意してくれてたのに、本当にごめんね」
…泉が泣きそうな顔をするので慌ててしまった。
「俺の方こそ…夕方…多分その時にはとっくに…寝落ちてたと…。むしろ疲れて帰ってきたのに何もしてあげられなかったから…。ごめんね…」
泉と視線がぶつかって…なんとなく二人で笑う。
今日は悲しい顔なんて似合わない。
せっかく一年でいちばん楽しくて、幸せなクリスマスだ。
しかも無事にお互い仕事納めが終わって、今日から冬季休暇!!
楽しく笑って過ごす方が絶対いい!!
そう思ったら俄然やる気が湧いた!
「泉…クリスマスおめでとう!!今年も1年間お疲れ様でしたっ!って事で今日からしばらくは俺だけの泉だっ★やったあっ★嬉しいなっ!」
少し驚いている泉を興奮しながら抱きしめて、起き上がる。
「さ、とりあえずごはん食べよう★冬休みだ!いやあ本当に嬉しいなっ★」
枕元に置かれたプレゼントの事を思い出す。
「あとこれ…ありがとう。開けてみてもいいかな…」
小さな箱を手に取る。
う~ん…何だろう…。
でも泉が俺のことを想って用意してくれたのだから何でも嬉しいかもっ!
ドキドキしながら包装紙を剥がす。
…マズイ…コレは…
箱自体は小さかったが、装飾品なんかが収まるような高そうな箱に入っているのは…。
「泉…ありがとう…でもこれ…本当に俺なんかが貰っちゃって良いの?!泉のお父さんとかじいちゃんとかが付けるようなやつでしょ…」
ネクタイピンだった。
…何やらダイアモンドらしい宝石が嵌め込まれている。
「透…たまにスーツ着るでしょ?そのときにでも…ほら、年明けに新年会あるでしょう?その時とかにでも…つけてみて?」
泉がはにかみながら微笑む。
「うん。スーツ着るようなことがあったら絶対付けるよ。これがあれば…スーツの時の用事なんて大抵緊張する場面だろうけど泉のこと思い出して心強くなれそうだね、本当にありがとう」
…多分高かったはずだ。
何だか申し訳ないような気がしてしまう。
「…私も…開けて良い?」
泉がツリーの下に置いたプレゼントを持ってくる。
「どうぞっ、気に入ってくれると良いんだけど…どうかな」
泉が嬉しそうに紙袋を開けた。
泉へのプレゼントは通勤用の新しいバッグだ。
今まではずっと肩掛けバッグを使っていたようだが、リュック型のものを選んだ。
背負うバッグなら両手が空くし、万が一転んでも手をつけるはずだ。
「あ…これ…気になってたのだ…透…どうしてこれ…私が欲しいって思ってたの知ってるの?」
泉は不思議そうな顔をする。
「それはきっとサンタさんからの贈り物だからだよ。泉は今年もたくさん頑張ってくれたからね★」
泉が喜んでくれたのでホッとしながら適当な事を言っておいた。
…本当は、たまたま泉の読んでいた雑誌を片付けた時に気づいただけだ。
茶色地に白い猫が縫い付けられたそのリュックは可愛らしいものだった。
「…もうお出かけのときはこれ使うね」
泉は嬉しそうにリュックを背負って見せてくれた。
…本当かわいいな…泉ってば…
無事にプレゼント交換を終えて、お腹も空いていたのでキッチンに移動した。
…考えることは一緒なんだな…。
嬉しくなりながら、泉の部屋のクリスマスツリーの下にプレゼントを置く。
泉を起こさないようにそっと彼女の眠るベッドに戻る。
毛布を捲ると何も身につけていない泉の胸が見える。
…綺麗だ…
さっとパジャマを脱いで泉の身体を抱く。
「んっ透…寒い…」
泉がくっついて来る。
吸い付く様な泉の肌はとても触り心地が良く、気持ちよかった。
「ごめんね…」
泉が寒くないようにしっかり毛布をかけて抱きしめる。
「透…あったかい…」
泉はそう言いながら微笑んで…再び寝始めた。
暖かいベッドの中で泉と抱き合っているだけで…他には何も要らなかった。
ずっとこのままで居たい…。
隣で眠る泉の寝息に呼吸を合わせて…。
気づいたら再び寝入っていた。
★
「透そろそろごはんにしよう?起きれる?」
泉に起こされて目を覚ます。
「んっ…泉がキスしてくれたら起きる…」
そう言うと泉が照れながら微笑んで…キスしてくれた。
…んふっ…最高に幸せな目覚めだなあ…
「透が昨日作ってくれたごはん…温めたから食べよう?すごく美味しそうで…お腹空いちゃった…」
泉にそう言われて、ものすごく腹が減っていたのに気づく。
…昨日夕飯も食べずに寝たからなあ…。
「っていうか昨日は本当にごめんね。寝落ちちゃって…泉は昨日夕飯どうしたの!?俺用意しておいたの少しは食べてくれた!?」
泉がお腹を空かせながらも我慢して寝たんじゃあ…それが心配になった。
「ううん…昨日夕方透に帰るの遅くなるってメールしたんだけど…やっぱり見てなかったのね…透怒ったんじゃないかって…良かった…。折角夕飯用意してくれてたのに、本当にごめんね」
…泉が泣きそうな顔をするので慌ててしまった。
「俺の方こそ…夕方…多分その時にはとっくに…寝落ちてたと…。むしろ疲れて帰ってきたのに何もしてあげられなかったから…。ごめんね…」
泉と視線がぶつかって…なんとなく二人で笑う。
今日は悲しい顔なんて似合わない。
せっかく一年でいちばん楽しくて、幸せなクリスマスだ。
しかも無事にお互い仕事納めが終わって、今日から冬季休暇!!
楽しく笑って過ごす方が絶対いい!!
そう思ったら俄然やる気が湧いた!
「泉…クリスマスおめでとう!!今年も1年間お疲れ様でしたっ!って事で今日からしばらくは俺だけの泉だっ★やったあっ★嬉しいなっ!」
少し驚いている泉を興奮しながら抱きしめて、起き上がる。
「さ、とりあえずごはん食べよう★冬休みだ!いやあ本当に嬉しいなっ★」
枕元に置かれたプレゼントの事を思い出す。
「あとこれ…ありがとう。開けてみてもいいかな…」
小さな箱を手に取る。
う~ん…何だろう…。
でも泉が俺のことを想って用意してくれたのだから何でも嬉しいかもっ!
ドキドキしながら包装紙を剥がす。
…マズイ…コレは…
箱自体は小さかったが、装飾品なんかが収まるような高そうな箱に入っているのは…。
「泉…ありがとう…でもこれ…本当に俺なんかが貰っちゃって良いの?!泉のお父さんとかじいちゃんとかが付けるようなやつでしょ…」
ネクタイピンだった。
…何やらダイアモンドらしい宝石が嵌め込まれている。
「透…たまにスーツ着るでしょ?そのときにでも…ほら、年明けに新年会あるでしょう?その時とかにでも…つけてみて?」
泉がはにかみながら微笑む。
「うん。スーツ着るようなことがあったら絶対付けるよ。これがあれば…スーツの時の用事なんて大抵緊張する場面だろうけど泉のこと思い出して心強くなれそうだね、本当にありがとう」
…多分高かったはずだ。
何だか申し訳ないような気がしてしまう。
「…私も…開けて良い?」
泉がツリーの下に置いたプレゼントを持ってくる。
「どうぞっ、気に入ってくれると良いんだけど…どうかな」
泉が嬉しそうに紙袋を開けた。
泉へのプレゼントは通勤用の新しいバッグだ。
今まではずっと肩掛けバッグを使っていたようだが、リュック型のものを選んだ。
背負うバッグなら両手が空くし、万が一転んでも手をつけるはずだ。
「あ…これ…気になってたのだ…透…どうしてこれ…私が欲しいって思ってたの知ってるの?」
泉は不思議そうな顔をする。
「それはきっとサンタさんからの贈り物だからだよ。泉は今年もたくさん頑張ってくれたからね★」
泉が喜んでくれたのでホッとしながら適当な事を言っておいた。
…本当は、たまたま泉の読んでいた雑誌を片付けた時に気づいただけだ。
茶色地に白い猫が縫い付けられたそのリュックは可愛らしいものだった。
「…もうお出かけのときはこれ使うね」
泉は嬉しそうにリュックを背負って見せてくれた。
…本当かわいいな…泉ってば…
無事にプレゼント交換を終えて、お腹も空いていたのでキッチンに移動した。
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