Burn My Soul──南風が運んだ、あの宿敵の笑顔

焦げつくような残暑の街で、再び彼と出会った。
かつて、全国武闘音楽大会で頂点を争い、殴り合うように競い合った宿敵・榊 悠真(さかき ゆうま)。
あの夏の決勝戦を最後に姿を消した彼が、二年ぶりに目の前に現れた。風は南から、熱と匂いと過去を運んでくる。
音を刻む拳、心を揺らすリズム、そして視線がぶつかるたびに疼く何か。
「もう一度、あのステージで勝負しようぜ」
そう言った彼の笑顔は、あの頃よりも優しく、そして痛かった。
燃えるような夏の終わり、魂を賭けた再会が始まる。
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