され妻 小説一覧
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新築のマイホーム。高いローンを組んで手に入れた「理想の生活」のすぐ隣には、自分たちと鏡合わせのような家族が住んでいた。
隣の奥さんは、清楚で控えめな女性だった。しかし、庭のフェンス越しに交わす視線、回覧板を渡す指先。そこには、言葉にできない熱が宿っていた。
ある雨の日、軒下で雨宿りを共にしたことをきっかけに、二人の距離は急速に縮まっていく。
舞台は、互いの配偶者が不在、あるいは壁の向こうで眠りについている深夜のリビング。
「隣の部屋で、主人が寝ているわ。……聞こえる?」
隣の奥さんは、俺の耳元でそう囁きながら、俺の家のリビングのソファに身を沈める。
背徳感は、最高のスパイスだった。
やがて、隣の奥さんに子供ができる。一人、また一人。
隣の旦那が「俺に似ていて可愛い」と抱き上げるその子供たちは、実際にはすべて、俺の血を引く息子たちだった。
自分の種が、隣の家のリビングで、他人の苗字を名乗り、他人の金で健やかに育っていく。
「この子も、あなたの子供よ。あっちのパパには秘密ね」
一人目、二人目、そして三人目。
隣の家の食卓に座る子供たちが、すべて「俺のコピー」で埋め尽くされていく快感と恐怖。
だが、完璧に見えた「託卵(たくらん)」の計画は、三男の誕生を機に、妻の鋭い勘と、隣の旦那が抱いた血縁への違和感によって崩れ始める。
二つのリビングを繋ぐ、見えない血の運命。
最後に笑うのは、血を分けた俺か、それともすべてを仕組んだ隣の奥さんか。
文字数 2,947
最終更新日 2026.02.27
登録日 2026.02.27
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結婚前から不特定多数の相手と交際を続けていた男性とは知らずに結婚。結婚生活26年の間にも数々の疑惑・事実が巻き起こったが現実に目を伏せていた。そんな26年目に夫の真実の顔を知った精神崩壊時にある人に出会う。
文字数 9,496
最終更新日 2022.04.27
登録日 2022.04.20
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