泣き虫婚約者 小説一覧
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婚約者のために仮面をつけて、自他ともに認める理想の王子に成り切っていたはずなのに──
婚約破棄と冤罪の末にすべてを失った泣き虫で臆病な侯爵家の令息、フェリクス・リタウェル。
追放同然で屋敷を追われた彼を保護してくれたのは、ぽっちゃり優しい辺境伯家の令嬢アーチェ・ロシェットだった。
「泣きたいときは泣いていいのよ」
優しくて、穏やかで、どこか抜けていて。それでいて、誰よりも真っ直ぐな彼女に出会って、フェリクスの止まっていた時間がゆっくりと動き出す。
心の傷を隠して生きてきた少年と、彼を包みこむ令嬢の、
“保護”から始まる癒しの同居生活──
泣き虫令息の再生と、二人の恋の行方は……?
文字数 51,191
最終更新日 2025.04.20
登録日 2025.04.20
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「ミシェル・モーリス。私は…君との婚約を…は、破棄…する…。き、君は…私を…ひ、必要と…してくぅ…わぁぁーん…私は…君が…好きだった…のにぃー」
突然、青い顔をして訪ねて来たと思えば、泣きながらの婚約破棄。
泣きたいのは婚約破棄された私なんですけれど?
文字数 1,357
最終更新日 2022.08.07
登録日 2022.08.07
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