こども帰り小説一覧

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水田マリは、豪華客船のアテンダントとしてレストランの配膳を担当していた。 当然客層はセレブと言われる人達ばかりだった。 マリは、30歳を少し過ぎていたが、その容姿から常々男性からいい寄られることが多かった。 その日も「宝石をプレゼントする」と自分の父親位の人に口説かれていた。 適当に相手をしていたが、仕事が終わると待ち伏せをされていた。 言い訳を言って逃げだしたが、男はマリの後を追ってきた。 マリは、隠れるつもりが、誤って海へと落ちてしまった。 波に呑まれ死を覚悟しながら消えゆく意識のなかで、一条の光にマリは、包まれた。 「あなたに、新たな命を授けましょう、『水の申し子アクア』として、生きるのです。」 アクアとなったマリに与えられた力は、あらゆる水を自在に扱うスキルだった。 その力はこの世に彼女に勝てる者はいないほどだが、アクアは平穏を求めたかった。 しかし力を使うたびに人々から『天女』のレッテルを貼られてしまう。 普通でいたいのに、普通でない転生者の女の子のストーリーです。
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文字数 87,516 最終更新日 2023.12.08 登録日 2023.07.08
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