ポンコツ聖女小説一覧

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二十四時間戦えるビジネスマンの俺、元村響介は睡眠時間を削り、とにかく働いた。 だが身体を酷使し過ぎたのだろう。 いつも通り五徹で働いていただけなのに、突然目の前が真っ暗になり……気付いた時には見知らぬ異世界に転生していた。 しかも十代後半の頃の姿にされた上に、働き過ぎという事で、眠りの精霊が常に俺の傍に居る。 とりあえず剣と魔法の世界で働こうかと思ったのだが、あらゆる眠りに関する力を扱える、眠りマスターというスキルを授かっていたものの、魔力が低すぎて一番弱い魔物にも効かない。 だが眠りマスターのスキルを持つ俺は、寝るだけで魔力が強くなっていくそうだ。 どうせならと、コールドスリープで千年眠ったら、目覚めた時には狙い以上に魔力が強くなっている。 これでこの世界でも働けると思ったのだが、何故か俺は周辺から封印の魔王と呼ばれているらしく、聖女だという少女が涙目でやって来た。 その後も、ドワーフ族の少女に、本物の魔王であるはずの少女がやってきて……いや、俺は普通の人間で、世界征服とかするつもりなんて無いからっ!
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文字数 10,156 最終更新日 2024.04.30 登録日 2024.04.26
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