クラス召喚(女生徒限定) 小説一覧
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高校に入学した初日から、クラスの女子たちからの苛めが始まった。
特に何をしたわけでもない。
自己紹介は他のクラスメイトと同じように名前と出身中学を言っただけ。
中肉中背で、容姿は可もなく不可も無く平凡。
小学校でも中学校でも友達は複数人いた。
名前はちょっとキラキラネーム系寄りだけど、クラスの半分近くがキラキラネームだったので、名前で目立ったとは考えられない。
入学試験から入学日の今日まで、特に誰かと接した記憶もない。
心当たりは皆無だけれど、私を除いてグループが出来上がっているクラス内で、女子全員が私を見ながら聞こえるように悪口を言い出した。
悪口は悪意ある噂話に変わっていき、噂が真実のように広がり、物的被害、身体的な苛めにエスカレートしていった。
GW直前の学校からの帰り道、私はクラス全員に囲まれ男子生徒に拘束され、人気のない河川敷の高架下に引き摺られていった。
私を拘束している男子生徒たち4人を除いたクラスメイト全員がスマホを構え、男子生徒の1人が私の制服をナイフで切り裂き、下着までも切り裂こうとした時、私は眩しい光に包まれた。
光が治まるとそこは知らない場所で、現代日本では見ない服装の人達に囲まれていた。
河川敷に私を引き摺って行った、同じクラスの女子生徒全員と共に。
文字数 9,907
最終更新日 2025.11.26
登録日 2025.11.14
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