昭和初期、山深い御影村には、神子と供物を神に捧げる因習が残っていた。
供物として選ばれた娘・澪は、最初から決めていた。
神子・八代燈真を連れて、この村を逃げ出すと。
子を孕めば、十五年後に二人とも神へ還される。
それが御影村の掟だった。
契りの夜、澪は供物として燈真に抱かれ、破瓜の血を村人に処女の証として掲げた。
そして澪は燈真の手を取った。
「逃げよう。ここにいたら私たちは死ぬ」
※長編化する場合もあります。
※R18 表現含みます。
文字数 10,590
最終更新日 2026.04.09
登録日 2026.03.27