蘇我馬子小説一覧

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時は600年代の飛鳥の時代。 稚沙(ちさ)は女性皇族で初の大王となる炊屋姫(かしきやひめ)の元に、女官として仕えていた。 彼女は豪族平群(へぐり)氏の額田部(ぬかたべ)筋の生まれの娘である。 そんなある日、炊屋姫が誓願を発することになり、ここ小墾田宮(おはりだのみや)には沢山の人達が集っていた。 その際に稚沙は、蘇我馬子(そがのうまこ)の甥にあたる蘇我椋毘登(そがのくらひと)と出会う。 だが自身が、蘇我馬子と椋毘登の会話を盗み聞きしてしまったことにより、椋毘登に刀を突きつけられてしまう。 その後厩戸皇子(うまやどのみこ)の助けで、何とか誤解は解けたものの、互いの印象は余り良くはなかった。 そんな中、小墾田宮では炊屋姫の倉庫が荒らさせる事件が起きてしまう。 そしてその事件後、稚沙は椋毘登の意外な姿を知る事になって…… 大和王権と蘇我(そが)氏の権力が入り交じるなか、仏教伝来を機に、この国は飛鳥という新しい時代を迎えた。 稚沙はそんな時代を、懸命に駆け巡っていくこととなる。 それは古と夢幻の世界。 7世紀の飛鳥の都を舞台にした、日本和風ファンタジー! ※推古朝時に存在したか不透明な物や事柄もありますが、話しをスムーズに進める為に使用しております。 その点、何卒ご理解下さい。m(_ _)m ※表情イラスト 前作までは他の方にお願いしてましたが、今回は作者自身で作成しました。(絵は正直余り上手くありません……) ※蘇我椋毘登について 彼は蘇我氏に名前が残っている人物です。 彼の父親は小祚(臣)、さらに息子は耳高(岸田臣)と言います。 ただ彼の場合名前のみしか確認出来ず、ネットで調べても殆ど出てきませんのでご注意下さい。
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小説 183,857 位 / 183,857件 歴史・時代 2,104 位 / 2,104件
文字数 122,625 最終更新日 2022.10.04 登録日 2022.04.30
『日本書紀』に記された崇峻天皇の暗殺事件は、日本史上唯一の弑逆であると云われる。実際には、当時はまだ古代天皇制は成立しておらず、日本という国号もない。倭王であり倭国の時代である。歴史考証に基づいて、史書の脚色をはぎとり、当時の実相を説き明かす。 ※表紙画像は Pxfuel で公開されている無料写真より加工。原画:https://www.pxfuel.com/en/free-photo-ikqtf
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文字数 49,767 最終更新日 2020.06.27 登録日 2020.05.30
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