ねこみみメイド小説一覧

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※あなたの物語の世界にもねこみみメイド喫茶は出張します。  「お前、大して役に立たないからクビな。契約更新はしない。」  ギルド内での言葉のため、パーティメンバーだけでなくギルド職員や他の冒険者達が聞いている中で唐突に言われた。  「魔物の解体やそれによって汚れた周囲の清掃なんて誰でも出来る。態々パーティ1枠使ってまでやる事じゃない。」  「その分、戦闘職や斥候職、魔法職や回復職を入れるか増やすかした方が良い。分け前も減るし人件費の無駄遣いだ。」  パーティのリーダーである聖戦士のカインがギルドで言い放つ。  賢者のモヨモトと聖女のエリザベスもそれに頷いている。  クビを言い渡された少女……ねこみみメイド服の少女・カレンは反抗もせず従った。  またクビか……と。  でもパーティもこれまでにクビにしたパーティ達も理解していない。  ねこみみメイド・カレンの持つ職業「メイドさん」が有能であることに。  料理と称しては魔物を料理し、掃除と称しては魔物を掃除し、裁縫と称しては魔物をさいほ……は無理があるが、地面に縫い付けたり繋ぎ合せたりと。  斬ったり、魔法のとばっちりで周辺の地形を変えたりする野蛮な職より、余程綺麗にスマートに魔物退治出来る事に。  メイドさんの一番の有能性、それは聖女なんて目じゃない程の「癒し」と「萌え」であることを。  そしてパーティをクビになったカレンは、これまでに貯めたお金と○○を使ってねこみみメイド喫茶を始める。
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文字数 3,105 最終更新日 2020.09.27 登録日 2020.09.27
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