ホラー 退魔師小説一覧
2
件
主人公である佐野命(さのみこと)は、極端な人嫌いであり、自ら孤独を選びそれを孤高と唱え現実を否認する少年。
しかし人との関わりを避けてきた佐野命は、同級生の少女を交通事故から身を挺して守ったことにより一時的に入院することに、だが目を覚ますと——世界は一変していた。
それは視えてはいけない、死者の霊……それらが跋扈する病院内。
生と死が交差し区別がつかず恐怖に怯えているところに、天使と見紛う程の美麗な少女、朝陽(あさひ)が現れ——顔よりも先にパンツを拝むことに……。
少女は言う「私は朝陽、この街の退魔師です」と。
平凡と孤独はパンツによって一蹴され、佐野命は生と死と青春を噛み締める物語が始まる。
⚠︎パンツ降臨は三話からだよ。
文字数 19,617
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.04.04
未練を残して現世に留まる霊魂――地縛霊。未練は時が経つにつれやがて、悪霊へと変化していく。
楽になりたくともなれない哀れな地縛霊たちを、時に厳しく時に諭しつつ冥界へとあげる。それが退魔師である久遠家の仕事。
政財界にも太いパイプを持ち、世俗とは繋がりを絶ち、ひっそりと生きつつこの世ならざる者たちを導く。そんな久遠家の家督を嗣いだばかりの二十二歳の青年、馨(かおる)。
陰陽師の流れを汲む若き退魔師が、心霊がらみの事件を解決するため奔走する。
<第一部 白藤の情念>
某県にあるダム湖畔で失踪した婚約者を探して欲しいと依頼された馨。そこには冬になっても枯れない、不気味な白藤があった。その白藤にまつわる悲しい伝説が、口伝によりひっそりと伝えられていた。失踪した男性と伝説の関係とは何か。
<第二部・デッサン>
私立吉栁(きりゅう)女子学院高等部の美術準備室は、毎日夕方五時になると怪奇現象が起こるとの噂が二十年前から流れていた。
真相を確かめようと友人たちと一緒に美術準備室に行った円城寺佳奈(えんじょうじかな)は、そこで不気味な心霊写真を撮ってしまう。消そうにも消えない写真に困り果て、祖父の勧めで許婚の久遠馨に相談に行くことに。
二十年前から続く、美術準備室の怪異の真相とは何か。
文字数 110,323
最終更新日 2024.03.16
登録日 2024.02.21
2
件