歴史・時代 一刀流 小説一覧
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柳生十兵衛を斬る
徳川家の兵法指南役に二流派があった。
柳生新陰流と一刀流。
一刀流の小野忠常は、柳生新陰流の柳生十兵衛に御前試合で破れてしまう。
それから忠常は十兵衛を斬ることを生きがいとする。
そのころ島原で切支丹一揆が蜂起していた。
数奇な運命に翻弄される忠常は、再び不世出の天才剣士である柳生十兵衛と相まみえる。
一刀流と柳生新陰流の秘剣が激突する。
感想数 2
文字数 10,423
最終更新日 2019.05.01
登録日 2019.04.12
2
勝負如此ニ御座候(しょうぶかくのごとくにござそうろう)
元禄の頃の尾張、柳生家の次代当主である柳生厳延(としのぶ)は、正月の稽古始に登城した折り、見るからに只者ではない老人とすれ違う。いかにも剣の達人らしき様子に、丸に三つ柏の家紋を入れた裃……そして以前にも一度この老人を見たことがあったことを思い出し、厳延は追いかけて話を聞く。
その老人こそは嶋清秀。剣聖・一刀斎の薫陶を受け、新陰流きっての名人、柳生如雲斎にも認められながら、かつてただ一度の敗北で全てを失ったのだと自らを語った。
〝宮本武蔵がなごやへ来りしを召され、於御前兵法つかひ仕合せし時、相手すつと立合と、武蔵くみたる二刀のまゝ、大の切先を相手の鼻のさきへつけて、一間のうちを一ぺんまわしあるきて、勝負如此ニ御座候と申上し〟
伝説に語られる勝負に、しかし名を遺すことなく歴史の闇へと消えた剣士の、無念と悔悟の物語。
感想数 2
文字数 36,415
最終更新日 2021.06.30
登録日 2021.02.08
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