発情 小説一覧

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あやかし骨董店きさら堂の仮の主人

骨董店『きさら堂』には、守らなければならない三つの約束がある。 「ひとつ、大階段を登る途中で立ち止まらないこと。」 「ふたつ、中庭にある地下への階段はひとりで降りないこと。」 「みっつ、きさら堂の使用人を外へ連れ出さないこと。」 ある日、『きさら堂』にガリガリに痩せた子供が迷い込んでくる。 仮の主人である翡翠はその子供を一目見て思わず「かわいい」と呟いてしまう。 ひどく怯える子供に、翡翠は四つめの約束を提案する。 「よっつ、朝と晩、必ず翡翠とハグして挨拶すること。」 子供は咲夜と名付けられ、咲夜と翡翠は互いにどんどん惹かれあっていくようになる。 『きさら堂』の仮の主人である翡翠は、絵から生まれたあやかしだった。 描いたのは天才絵師、時津彦。 時津彦を愛し、時津彦を癒し、時津彦に仕えるために生まれてきた翡翠は、時津彦が姿を見せなくなってからも友人である蓮次郎に支えられて『きさら堂』を守り続けてきた。 月に一度発情してしまう翡翠を慰めてくれていた蓮次郎と、翡翠の主であり翡翠の命を握っている時津彦、やがて時津彦をしのぐ絵師に成長していく咲夜との四角関係です。 翡翠と咲夜はちゃんとハッピーエンドになります。 咲夜がちゃんと現れるのは第6話からです。
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