ボーイスラブ小説一覧
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四月一日。二十歳の誕生日。
目が覚めた時、やたらと喉が渇いて紅月瑛麻《あかつきえま》は冷蔵庫に向かった。
麦茶を飲んでも水を飲んでもなんだかまだ喉が渇いている。母親の千草《ちぐさ》に炭酸でもないのかと声をかけたら、小さな入れ物に入った液体を手渡された。
それを飲み干してみたら、不思議と喉の渇きが落ち着いた。
そして、千草に言われたのだ。
「あんたはヴァンパイアやで」と。
いきなりそんなことを言われても信じられるわけがない。千草の冗談だろうと思って軽く流して出かけた瑛麻だったが、その夜自宅に帰って自分がヴァンパイアであると言った千草の言葉が真実であったことを知る。
※初、ヴァンパイア♪
設定などは東の自由にさせていただいております。おかしなところ、なんか違うと思うところがあるかもしれませんが、ファンタジーだと思ってお許しください。
文字数 92,135
最終更新日 2021.03.02
登録日 2020.08.29
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