子兎と露店 小説一覧
1
件
1
神聖王国レーラの首都には古くからの掟がありました。
『七つになった子供は、神殿にお参りに行かなければならない』ーー。
最近引っ越してきた若い三人家族も、娘が七つになったので、神殿参りに参加しました。
ところが、木彫りの白い子兎を神殿に捧げる決まりがあることを知りませんでした。
慌てて子兎を手に入れようと、参道に並ぶ露店に目を遣りましたが、売り切ればかり。
お爺さんが営む小さな露店で一つだけありましたが、「購入はできない、貸すだけだ」と言われーー。
※他サイトでも掲載しています。
小説家になろうでは、ホラー短編作品集『あなたへ贈る異世界への招待。ただし、片道切符。あなたは行きますか?』の1作品 として掲載しています。
文字数 4,162
最終更新日 2025.09.04
登録日 2025.09.03
1
件