流転 小説一覧

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或る余り者の一生

十六の頃から足かけ二十五年。 長きに渡って続いていた古曽部四盛の仇討ちの旅は、唐突に終わった。 だが二十五年という歳月はあまりにも長過ぎた。 世は移ろい、人の営みもまた変わっていく。 仇と狙われる者、仇を追う者。 事に関わるすべての者らが相応の歳月を重ねており、 わずかずつでも変化していくなかにあって、変われなかった男がひとり。 それが四盛であった。 流浪の果てに国元へと帰参した四盛を待っていたのは、 栄光でも賞賛でもなく、より過酷な運命であった。 これは仇討ちが成就したあとの物語。
歴史・時代 完結 長編 R15
感想数 5 文字数 109,886 最終更新日 2025.12.12 登録日 2025.11.07
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