政治謀略 小説一覧

1
1

悪役令息ですが、闇市を整備して薬と食料を届けていたら勇者に焼かれました

前世で物流管理者として過労死した俺は、異世界で辺境伯家の嫡男ルートヴィヒに転生した。 世間での呼ばれ方は“悪役令息”。だが実際の仕事は、教会とギルドに見捨てられた民へ、闇市を通して薬と食料を届けることだった。 品質基準を整え、暴利を禁じ、運搬路を最適化し、奴隷や麻薬は排除する。違法ではある。だが、正規流通が機能しないこの国で、人を生かす物資を届けられるのは闇市しかない。 そんなある日、教会の指令を受けた勇者一行が倉庫を“浄化”として焼き払う。 焼かれたのは悪の拠点ではない。解熱剤、干し肉、経口補水塩、そして三つの村が生き延びるための仕組みだった。 善人にはならない。正義も名乗らない。 それでもルートヴィヒは、帳簿と物流、情報戦と経営で、正しい人たちに壊される世界を立て直していく。 これは、剣ではなくインフラで戦う悪役令息の闇市経営譚。
ファンタジー 完結 短編
感想数 0 文字数 45,267 最終更新日 2026.04.15 登録日 2026.04.02
1