バインバイン 小説一覧
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オレんちの男衆は代々「女好き」やとか「スケベェ」やとか言われてるんやけど、今さらそんなん気にせーへんし否定かてせーへんわ。
紆余曲折あって、蒲田で暮らすことにしたった高校生になりたてのオレは、羽田空港まで迎えに来てくれた兄貴と住まいに向かう途中、赤い電車こと京急ん中で「とあるイベント」に遭遇した。そこには許しがたい悪者がおったわけで、見るに堪えへんシチュエーションやったから、あいだに入って邪魔したることにしたった。加害者にガチコン言わせたって、被害者を助けたったっちゅう寸法や。加害者=オトコ、被害者=オンナ――もろもろ手の内明かしてんねんからみなさん、「そこにあった展開」ついては、もはやわかりきってることやろう。
じつのところ、オンナやったら誰でも助けたるつもりやったんやけど、とりわけそのコはえっらいピンズド、ガチンコでイケてたんよ。めっちゃ好みのボーイッシュな感じがアリアリやったさかい、ソッコーでお近づきになりたかったんや。
ああ、そうや、重ねてみたいになるけど、オレは脊髄反射で動くかなり野蛮で軽薄で、フツウのヒトならヒいてまうくらいの、やっぱり好色なんや。それはそれで間違いないんやけど、案外、誰に対しても、オレは誠実やったりするんやぞ? 日頃の行いゆえにか、誰にも信じてもらえへんけどな。
コイツは全編一人称大阪弁でお送りする、オレ自身の恋にまつわるお話なんや。
ああ。忘れるとこやった。
瞳まで白いアルビノのオレは日光が結構苦手なんやぞ。
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文字数 9,402
最終更新日 2026.04.07
登録日 2026.04.07
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