政略結婚の初夜。
公爵セヴランに告げられたのは、妻として愛するつもりはないという冷たい宣言だった。
形だけの白い結婚。
都合のいい妻。
やがて用済みになれば捨てるつもりだったのは、あちらのはずだった。
けれど、夫の家を陰で支え続けていたのが誰なのか。
夫が見ようともしなかった彼女の価値を、別の男だけが見抜いていたとき。
捨てられるのは、夫の方になる。
再構築なし、元さやなし。
冷遇された公爵夫人が誇りを取り戻し、正しく愛してくれる相手と未来へ進む、離縁ざまぁ恋愛譚。
文字数 72,507
最終更新日 2026.05.14
登録日 2026.05.13