大物政治家、城山が紹介した女性は、着物が似合うどこか翳のある美人、春香。
日本画家、片桐は、邸宅の座敷で、一枚、また一枚と着物を脱がしながら、春香の緊縛画を描いた。
完成した緊縛美女の絵を見て、城山の全身は感動に打ち震えた。「こ、これだ! これがわしの求めていた。緊縛画だ! ま、まるで生きているようではないか! いや、生きている女よりもなまめかしく、そして色っぽい。絵の中の女から吐息が聞こえてくるようだ! 縛られた女はこれほどまでに美しく、男心をそそるものなのか!」
文字数 1,374
最終更新日 2026.05.23
登録日 2026.05.23