二〇三高地 小説一覧

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歴史・時代 連載中 短編
 明治三十七年、日露戦争。  大日本帝国とロシア帝国は、朝鮮半島と満州をめぐる利権と安全保障を背景に、ついに戦火を交える。  日本軍の前に立ちはだかったのは、ロシア帝国が誇る近代要塞・旅順。  機関銃、鉄条網、砲撃、コンクリートに覆われた陣地。そこは、兵士たちをすり潰すための巨大な機械であった。  北海道から動員された第七師団第二十七連隊の一等卒・木嶋は、同じく一等卒の川上、上官の石橋伍長らとともに、旅順攻略の要衝である二〇三高地へ向かう。  戦争の背景も、作戦の必要性も、彼らには遠いものだった。ただ命令に従い、機関銃や砲弾にさらされ、倒れた仲間を踏み越えて、あの鈍色の頂(いただき)を目指す。  これは、近代戦争の歯車に呑み込まれながら、それでも生きようとした一兵卒たちの物語だ。  鈍色の丘陵。  その頂(いただき)の先に何があるのかも分からぬまま。
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小説 3,433 位 / 223,878件 歴史・時代 32 位 / 3,156件
文字数 24,661 最終更新日 2026.05.30 登録日 2026.05.23
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