「樫宮」の検索結果
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札幌の北大キャンパスで出会った、裁判官志望の法学生・樫宮彩織と、かつての挫折を抱える哲学徒・松永巧翔。論理と実存、法と魂という相容れない二つの視座は、凍てつく北の街で激しく衝突し、やがて互いの孤独を埋め合う絆へと変容していく。
本書は、民主主義という「システム」の欠陥を、ルソー、トクヴィル、ロック、アレント、ケルゼンといった思想家の概念を引用しながら鋭く解き明かす、極めて知的な対話劇である。同時に、未熟な若者が「正義」という鎧を纏い、やがて生身の人間として真実を裁く立場へと成長するまでの、十年間の軌跡を描いたビルドゥングスロマンでもある。
冷徹な理性を武器に社会の最適解を求める彩織と、個人の尊厳を守るために泥臭い生を見つめる巧翔。彼らが交わす対話は、格差、デジタル遺産、同調圧力といった現代日本が抱える課題を、常に「人間とは何か」という問いに引き戻す。
物語は、定山渓の夜に交わされた、理屈を超えた魂の契りを経て、最終章の凄惨な少年事件の法廷へと至る。十年前に学んだ「正義」は、果たして法廷でいかなる光を放つのか。雪解けの季節を何度も重ね、思考を止めなかった二人が辿り着いた「法」と「幸福」の結末。これは、ただの法廷ミステリーではない。凍てつく世界の中で、それでも対話を諦めなかった二人の魂が、法廷という聖域で一つの結晶となるまでの、静かなる闘争の記録である。
文字数 25,392
最終更新日 2026.07.20
登録日 2026.07.20
ポーション屋の女主人、キャラメル・ナンコー。
彼女は、駄目だと分かっていながら、ついついボスモンスターにエリクサーを使ってしまった。
使ってから後悔してももう遅い。仲間から非難轟々雨あられ。
それ以降、村八分ならぬ街八分状態となってしまい、客足がぱったりと途絶えた。
金がなくては生きてはいけない。彼女は、従魔となったボスモンスター、ホワイトドラゴンの背に乗り、街を出た。
立ち寄ったゾンビの集落で、ポーション片手に医者の真似事をする事となったキャラメル。
診察の対価として、彼女は様々な魔物から加護、そして魔力を少しづつ貰う日々を送る。
ボスモンスターを最高級のエリクサーで助けた最低最悪な最下級冒険者キャラメル・ナンコーは、知らず知らずのうちに最強の魔女へと変化していく……。
登録日 2021.05.22
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