「炎上」の検索結果
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十八歳の頃までは、ケイト・ストーンは(それなりに可愛らしくて彼氏がいるとは言え)一介の高校生に過ぎなかった。たとえば好きなアイドルの出ている難病物感動系映画を観て感化され、その手のドナー登録をしちゃうほどに。けれども、大学に入ってしばらくしてスカウトされ、芸能界デビューを果たすと、それまでの生活が一変。いつの間にか人気を博すようになった彼女だが、思わぬことがきっかけとなり、バッシングの嵐に遭う。それは、「ドナー登録しておきながら、仕事を優先して、適合患者を見殺しにした」という噂だった。
文字数 10,895
最終更新日 2023.05.22
登録日 2023.04.30
いいね数2.3万。拡散数6984。コメント数300件。ある日、とあるアカウントがSNSに投稿した呟きは見事炎上した。
翌日、高校2年生の木崎凪斗のクラスではそのアカウントの主が同じクラスの倉持海華だと噂される。
そんな噂を確定付けるようにその日から倉持は不登校になった。
倉持が不登校になった1週間後。凪斗は担任に倉持へのお便り届けをお願いされる。
どうやら倉持はほぼ接点の無い凪斗に会いたがっているようで…?
これは自分の気持ちを吐き出せる人と吐き出せない人が、古臭い価値観に抗っていく物語。
文字数 60,324
最終更新日 2024.05.21
登録日 2024.04.14
痴漢冤罪に始まる炎上の危機から救ってもらったことをキッカケに、尚幸《ひさゆき》は、クラスメイトの花灯《はなび》――〝七日後の炎上〟を予知する異能をもつ少女と行動を共にすることになった。
花灯は、現実の火災のみならず、ネット炎上についても予知して消火に励む〝現代の火消し〟である。
一方の尚幸は、巻き込まれ体質っぽい高校生男子。花灯の所属するボランティア部に入部し、彼女の助手役を務める。
朝の電車、昼時の教室、放課後の公園。身近な場所に炎上の火種は転がっている。修学旅行先だろうと、文化祭中だろうと、誰かを、何かを燃やそうと企む者はいる。そして思わぬ悲劇も起こりうる。
そうした炎上にまつわる数々の事件を未然に防ごうと奔走するのが、花灯の昔からの日常。今は花灯と尚幸――ふたりの日常だ。
「すべての人は救えなくても、この手で助けられる人がいるのなら――わたしは手を差し伸べたい」
花灯の苦悩。異能の弱点。彼女の生き方を変えさせた、過去。
繋がった点と点は、ある時、彼女を襲う大火として燃え上がり――
尚幸は炎上現場へと、駆ける。
「まさに火事場の馬鹿力っていうか、さ。――助けにきたよ。花灯」
〈炎上〉×〈ライトミステリ〉×〈青春〉
これは、数々の事件への巻き込まれ経験から性格をひねくらせた少年が、不思議な少女と出会って真っ直ぐになっていくお話。
あるいは、とある事件をキッカケに笑顔を失くした少女が、一途な助手のせいで笑えるようになるまでのお話。
小説:幽八花あかね
イラスト:知さま
文字数 14,285
最終更新日 2023.05.24
登録日 2023.04.01
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