「スコットランドヤード」の検索結果

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舞台は19世紀イギリスロンドン 19世紀に始まった市民警察が前身であるロンドン警視庁、 通称スコットランドヤード ロンドン警視庁がスコットランドヤードと呼ばれる由縁は 1829年に創設された首都警察の初代庁舎が、ホワイトホール・プレイス4番地 ロンドン、ウエストミンスター地区のグレート・スコットランド・ヤード通りとホワイトホール通り、ホワイトホール・プレイス通りに囲まれた場所に建てられたことからスコットランドヤード呼ぶ。 日本警視庁が『桜田門』と呼ぶ様なものだ。 そんなスコットランドヤードに勤める若き青年、スヴェン,アントセン巡査は半年前に警察官になったばかり。 軍服に似た警察官の制服はまるでイギリスでは正義の証の『青』 ブロンズのボタンと革のベルト、そしてロングブーツ プラチナブロンドの長い髪を一つにポニーテールで結んでいて銀の縁のメガネをかけている。 腰にはサーベルを差してはいるが巡査という一番低い身分。 殺人事件などの凶悪な事件は管轄外な訳で主に交通整理や簡単なパトロール、サーベルを抜いて戦うなんてことはしなかった。 スヴェンは13歳の時に家族や一緒に住んでいた召し使いたちを何者かに皆殺しにされたあげく住んでいた屋敷を燃やされた。 残ったのはいつも母がいつも肌身離さずつけていた金のロケット 煤けたロケットにはセピア色の両親と幼い頃のスヴェンの写真。 父親の胴体から自分の体半分は燃えてしまっていたがのこされた唯一の家族写真。 犯人はいまだに見つからず、スヴェン自身もそのときのショックで記憶が欠落しておりそのときの事が思い出せない。 あの日、皆殺しのあの日のことを唯一覚えていることは あの日はスヴェンの13歳の誕生日だったこと、父親に手を引かれ燃える廊下を走り、追ってから逃げていたこと。 そして、鍵盤を目の前すれば勝手に自分の指はワンフレーズしかない短い曲を奏で繰り返しなぞる。 この曲があの日、燃えあがる屋敷で聞こえていたこと。 しかしこの曲が何の曲か、どこの曲なのかもわからない。 そんなある日、携わった事件のパトロールで出くわした同じ顔を持つ男。 その男との出会いで記憶が徐々に甦り、燃えたはずのセピア写真が頭の中で元に戻っていく‥‥ 19世紀ロンドンを舞台にしたダークファンタジー小説です。
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文字数 94,900 最終更新日 2018.03.15 登録日 2018.01.06
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