「店舗兼住宅」の検索結果

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勤めていたが会社が倒産。 1ヶ月後には収入がなくなる上に家賃補助がなくなる事で家賃が今の倍に跳ね上がると訊いた近藤 里美 28歳。 道路に落ちていた求人情報誌の未経験者大歓迎!高収入!寮完備!水道光熱費込み!安心安全の工場勤務! の求人情報の連絡先に迷う事になく連絡を入れた。 すると学生時代の就職活動が嘘の様に勤務開始日までが、トントン拍子に決まった。  しかし、案内されたのは寮ではなく店舗兼住宅のオンボロ木造平屋建てだったのである。 寮は現在いっぱいで『待ち』という状態らしい。 仲介業者の社長宅の持ち家だから安心らしいのだが、とにかくボロい。 1年前まで子連れの親子が住んでいた為、荷物が一部が残った状態。 しかし最近まで生活していたため工事の必要な所はなく生活に必要な水道、電気、ガスは連絡を入れれば直ぐに使えるらしかった。 里美は、家の表に出て目に入った朽ち果てた木製の縁側を見た。 『御社で働いている間、好きにリフォームしながら住み続けてもいいでしょうか?』 里美の住むことに対する条件に仲介業者は直ぐに携帯電話で持ち主の了解を取ってくれた。 『オッケーだそうです』  このお話は『里美の縁側』を中心に始まる物語です。
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小説 185,285 位 / 185,285件 ライト文芸 7,557 位 / 7,557件
文字数 23,486 最終更新日 2022.12.06 登録日 2022.11.23
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